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Channel: ウィスラーの次はニュージーでのMTB DHライドを夢見つつ、エリート復活を目指す42歳
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この週末はMTB DHレースを楽しもう! 〜ダウンヒル観戦のすすめ〜

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さぁ、いよいよ5月31日は富士見パノラマでDHレースが開催されます。


MTBを走りに富士見パノラマへは行った事あるけど、レースは観戦した事が無いという方に向け、本日はすこし観戦のポイントをご紹介します。

みなさんが想像しているよりも、ずっと速くて迫力満点のレース。ぜひライブで観戦しましょう!


■ライン取りを見て楽しもう

マウンテンバイクレースの見どころの一つに、ライダーによって異なる“ライン取り”があります。前回のレース 箱館山 後半シングルトラックでの写真を元にご紹介しますね。
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こちらは試走時の写真ですが、根っこが張り巡らされた斜度の大きな左コーナーには、大きく分けて3つのラインがあります。

☆1つはオーソドックな外側(写真左側)を走るライン。↓
写真は今期よりエリートに昇格し、いきなり決勝進出を果たした静岡出身 福岡在住の兼岡選手の試走時。

アウト側をトレースすればスピードを保ったまま進入できますが、途中に大きな切り株があり、クランクやリアローターがヒットするリスクがあります。

また、コーナー出口までにしっかりバイクの向きを変えないとアウトの谷側に落ちてしまう可能性もあるラインです。


☆2つめは、最初はイン側のラインを走り、途中から真ん中へと抜けるライン。↓
写真は九島勇気選手の試走時。





スミマセン。最後の写真だけ九島賛汰選手の写真です。

こちらのラインは井本はじめ選手や九島選手などNinja TVライダー達が走っていました。この走行ラインは途中で進路を変更する難しさと、最後のコーナー出口に斜めに張り出た根っこがあるため、そこでバランスを崩す恐れがあります。

根っこの出口が怖そうです。


☆そして3つめは、イン側を常にトレースするライン。↓
写真は箱館山で予選3位、決勝4位だった青木選手の試走時。

イン側は前日の雨による水の流れ道にもなっており、根による段差も大きいのですが、コーナー出口に根っこの溝ががあり、ここをバンクに見立ててうまく車輪をグリップさせれば、コーナー出口のスピードもUPできるラインです。しかし、ギャップの落差も大きいため卓越したボディバランスを持ったライダーでなければ失速してしまう可能性もあります。

このように、1つのコーナーだけでもラインが複数あり、選手によって選択が異なるのです。どのラインが最速だったんだろう? と興味は尽きません。


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ちなみに箱館山で優勝した清水一輝選手は、アウト側の一番はしをトレースしていました。その後のコンパネジャンプでは片手を上げて声援に応え、余裕で優勝を勝ち取ったのはご存知の通りです。

次の富士見パノラマでは、Aダッシュと呼ばれるロックセクションが定番の観戦ポイントになると思います。切り立つ岩をどんなラインで、どんなライドで切り抜けるかが楽しみです。


■タイヤ選択について

DHレースを走る選手達は、路面とのコンタクトで重要なタイヤ選びにも慎重です。
今週末の天候は晴れの予報ですので、ドライコンディションでどのタイヤが良いのか? これも見どころです。

ドライからセミウエットコンディションまでマルチパーパースに活躍すると評判の「シュワルベ マジックマリー」を履く選手が多いのか?

それとも同じようなパターンながら比較的サイドノブの剛性が高いと言われる 「マキシス ショーティー」か?

いやいやドライだったら転がりを考えて「マキシス ミニオンR2」なのか? いや、完全ドライだったら転がり速度を考えて「マキシス ハイローラー2」だったりするのか? 前後でのタイヤの履き替えはどうか?

MTBのダウンヒル競技は、こういったタイヤ選択や機材のチョイスによっても結果が大きく異るのも、見どころの一つと言えますね。

トップ選手たちのタイヤ選びを見るだけでも、自身のタイヤ選択に有益な情報になること間違いなしです。


■DH スポーツクラスの見どころは?

今シーズンはスポーツクラスに、かつてのトップライダー達がエントリーしています。往年のトップライダーの誰が勝つのか?それとも箱館山では惜しくも4位だった超若手ライダー 井岡 計太選手が大人を打ち負かすのか?

初戦の箱館山では前走者への追い付きという不可抗力が発生しましたが、第二戦の富士見では初戦の結果を元にスタートします。まさにガチ勝負。楽しみです。


■エキスパートクラスの見どころは?
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エキスパートクラスでも若い有力選手たちの戦いに注目です。箱館山で2位に5.2秒もの差を付けてのゴールした愛知県の泉野 龍雅選手が注目ですが、井岡 佑介選手の成長も目を見張るものがあります。

エリート決勝並みのタイムが期待されるエキスパートクラスのレースも目を離せませんね。


■エリートクラス勝者の行方は?

富士見戦では、清水一輝選手がチームサラセン合流の為に渡英、永田隼也選手もエンデューロ-WC参戦の為に欠場。となると面白くなるのが優勝争いです。


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表彰台へ安定して昇っている九島勇気選手が勝つのか? 


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天賦の才能で、キレキレの走りを魅せる九島賛汰選手が爆発するか?


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新たにTransition TR500へと乗り換えた井本はじめ選手が来るのか?


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それとも遂に若手の加藤選手がヤバイ走りをするのか?


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ベテランの強みで井手川選手が勝利をもぎ取るのか?


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TEAM GIANTの若手、浅野選手が安定した強さで前に出るのか?

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それとも同じくTEAM GIANTの先輩選手 青木卓也選手が、昨年の不調を払拭して勝利するのか? 

ちなみに、青木選手は前戦 箱館山のシングルトラックにて、「パーン!」という激しい衝突音と共に木にぶつかりストップするも、決勝4位のリザルトを残しています。オフシーズンからボディーアーキテクトでのコンディショニングとトレーニングを重ねた青木選手の復活にも期待できますね。

少し前のF1レッドブルチームで言うベッテルとウェーバーのような確執は無いとは思いますが、同じTEAM GIANT内での争いもレースを楽しんで見るための要素になるかも知れませんね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という訳で第2戦は5月31日(土曜)に長野県の富士見パラマリゾートで行われます。これまでレースに足を運ばれた事の無いかたも、Cコースのライドとあわ せて是非レース観戦してみませんか? トップライダー達の驚異的な走りは、写真や動画じゃ絶対伝わらないほどの迫力です。ぜひライブで、ぜひ一緒に興奮を味わいましょう!



エリートを目指すための取り組み 〜bodyarchitectに挑戦しました〜

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エリートDHライダーを目指すとコミットし、バイクも一新させて望む今シーズン。
しかしながら、私の仕事はデスクに座りっぱなしの企画系業務ゆえ、根本的なフィジカル不足は否めません。

そこで助けを求めたのが、山下トレーナーと館兄さんによるbodyarchitect

ボディーアキテクト(以下:Ba)って何か? 私の感じるままの言葉で説明すると・・・

体の歪みや癖を関節・骨格レベルからリセットし、独自のメソッドのもと体本来が持つ反射スピードやパフォーマンスを引き出してくれる、肉体の建築士。といったところでしょうか。( 正式には違うんでしょうが・・)

このBa、青木卓也選手や、太田匠選手、藤田翔也選手、内藤順仁選手、伊藤康喜選手、望月克彦選手、白井了史選手、そして館正訓選手など多くのDHエリート常連選手に加え、若手ではエキスパートの幸田玲音選手もトレーニングに取り入れています。

とはいえ、支払う料金に見合う効果があるのか? アスリートとしての自覚もほぼ無い私でも受けていいのか? スポーツクラスで走る自分に意味があるのか? などなど正直悩む部分もありましたが、速くなる為には手段を選ばないのが今年のポリシー。春富士見レースの2週間前に施術をお願いしました。


まずは、診断。体を一目見て「左半身に重心が偏っていますね」と。実は、前週にAコース上部 シングル入り口でワンハンドスプリング前転をメイクして右半身を打ち付けていたのです。すっかりお見通しです。


その後は、体の状態をチェックしながら、各関節の位置を整えていただきます。このリセット作業により、体本来が持つ神経伝達の速度もアップするそうです。またしても素人ながら勝手に例えると、水道のホースが絡まったり折れたりしていると、水の流れも妨げられるのと同じように、骨格や関節を適切な位置に整えることで、神経伝達の反応も良くなる。そんなイメージでしょうか。

Baを受けているライダーの多くが口にする「びっくりするほど反応速度が速くなる」とはまさにこの事で、私もこの効果に期待して施術を受けた訳です。

で、施術が終わって最後にライディングフォームのチェックやアドバイスを受けて終了。最後に山下トレーナーから「最初は驚くほどバイクが倒れるから気をつけて・・・」という忠告があったのですが、その効果のほどは・・・。

いざAコースで試走へ!

うわっ! なにこれ! ホントにコーナーでバイクがしっかり倒れます。これまでずっと課題だった、いまいちバイクが倒しきれないという悩みが一発で解決してしまった。これには関節がしっかり動くようになった事とフォームの改善アドバイスもあっての事ですが、バイクが倒れても頭の位置はしっかりと水平を維持できる感覚です。
うわー、ずっと悩んでいたのに出来た!とこれだけで大感動。このイメージを維持して練習すれば、もっとバイクをバームに押し付けて倒せるなと自信が湧いてきます。

ハンドルバーを色々変えたり、ボジション調整したり、あれこれ悩んでいましたが、問題は私自身の体が硬かったのですね。

続いて反応速度ですが、これも路面の状況を掴みやすくなり、加えて体全体が軽くなったようなイメージでヒラヒラと走れる印象です。股関節を中心に体が柔らかくなったのか、結果的に路面からの振動をうまく吸収できるようになり、頭の位置も安定して視界もクリアになったようです。

これまでも色々なライダーから「体を柔らかく」というアドバイスをもらっていましたが、そもそも柔らかく乗るという意味も理解できていないようでした。リラックスして柔らかく乗ることで、体の反応も軽やかで、ギャップに対する反応も無理なく行える訳ですね。もうBaによって一瞬でレベルアップした事に驚きました。

しかしながら、予想外だった部分もあります。それは、UPしたスピードに目が追い付かない事。私は元々の動体視力が低いこともあり高速セクションになると細かい石などが見えなくなってしまうのです。Baの施術によって更に速度UPした事もあって、 Aコース中盤のゴンドラ下を横切るジープロードでリム打ちをメイク。ガッチガチに組んでもらったMavic823なのに、曲げてしまいました。調子に乗っ てはいけません。中身はまだまだヘボです。

Baの施術メニューによっては、視神経を含めた反射にアプローチする事も出来るそうなので、それは、基礎の体作りが整った次の段階の課題という事でしょうか。反射速度が向上することで、路面の石などもスローに見えてくると、ライディングにもっと余裕が出てくるんでしょうね。

とまぁ、全てが魔法みたいに改善する訳ではありませんが、それでも私にとっては大満足の効果。バイクは倒れるようになったし、スーパーサイヤ人になったかの如く体が軽くなり、姿勢も良くなりました。個人的にはDHバイクのパーツに数万円掛けるよりも、よっぽど効果があるなと思います。

また、Baを施術してもらった翌日も疲れも無くて体調も万全、姿勢が良いままで思考もクリア。もちろんデスクワークも軽やかです。もっと早くやってれば良かったぜ~。

私と同じように伸び悩みを感じる30代~40代のライダーの方(ホビーライダー含む)、はっきり言ってオススメですよ。もちろん、上を目指したい若手ライダーにも価値があると思います。

これほどまでに効果を感じると、もうBa無しでは走れない。頼りたいという気持ちになってしまいます。w

そして迎えた春富士見のレース。

実は直前に調子を崩してしまっていたのですが、それでも、まぁそこそこの順位を獲得する事が出来ました。これもBa効果のおかげなのは間違いありません。

という訳で、今後もBaをトレーニングに取り入れて、怪我の無いレース参戦を続けますよ~。

bodyarchitectの公式ページはこちら

bodyarchitectのFacebookページはこちら

私のように富士見パノラマでの出張施術も相談可能とのことです。ご興味ある方はどーぞお問い合わせを。

週末は子供と一緒にMTBダウンヒルしよう!

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この夏、週末はお子さまを連れてMTBトレイルへと繰り出しましょう!

(photo by 富士見パノラマリゾート)

お子さまと一緒に走りに行けば、親子の絆が深まるのはもちろん、奥さまに「お父さんだけ遊びにいって・・・」と後ろ指刺される事もありません。まさに一石二鳥。

我が家は8歳の息子と6歳の娘がおりますが、ご多分に漏れずMTB教育を施し中です。
しかしながら、下の娘はまだオフロードが怖いお年頃。

という訳なので、長男”ジュンイチロウ"を連れて富士見パノラマリゾートや、ふじてんへと繰り出すのです。

当初は20インチのBMX GTのマイクロにハチサンのタイヤを履かせて走らせていたのですが、やはり細いタイヤで下りコースは怖い様子。そこで、小2の春に24インチの子供用MTBを導入しました。

さんざん迷って選んだバイクがコメンサルのRAMONES HD1 24

ちょっと値段は張るけれども、Fサスペンションも付いて前後ディスクブレーキを備えた本格的な下り系バイクでカッコよさにもスキがありません。ブレーキレバーにリーチコントロール(レバー位置の調整機構)が付いていれば完璧ですね。

こ のRAMONESを見ても、コメンサルは子供用のMTBに対して非常に真剣なのが良く分かります。こういったメーカーの姿勢は、全てのプロダクトに対して も信頼できると思わせますね。次のバイク候補としてコメンサルも考えたいな、親子でお揃いの蛍光イエローバイクも素敵だなと。


さて、上の写真、小2の春の段階ではちょっと大きすぎるかと思いましたが、子供の成長なんて早いもの。


秋になったら、ずいぶんと乗りこなせるようになりました。
このバイク、富士見パノラマのレンタルショップBGHでもレンタル可能ですので、購入を検討されているお父さんは一度レンタル試乗してみるのも良いと思います。

富士見パノラマリゾートには土曜・日曜の週末に「MTBらくらくコース スキルアップエリア」がオープンしています。ゆっくりとした速度のペアリフトが運行され、お子さまと一緒に乗るのも安心。

また、リフト乗り場には富士見パノラマのスタッフが付いてくれていますので、小学校低学年生以上なら、子供同士、または子供ひとりでのリフト乗車も不安無いと思います。

このスキルアップエリアの様子については以前の当方ブログ記事をご参照あれ

ゲレンデを左右に大きく振った「イージーライドコース」に十分慣れたら、「トレイルライドコース」へもチャレンジしましょう。

我が子と同級生のキッズ達で走ると、こんな感じです。


このように、富士見パノラマのMTBらくらくコース スキルアップエリアなら、子供同士が集まって楽しく遊べるフィールドとなっていますよ~。

とまぁ、こんな風にDHパパがお子さんを多く連れてきて、スキルアップエリアに"放牧"すれば、子供同士で勝手に仲良くなって楽しんでくれるのでは無いかと期待しています。やっぱり友達が多い方が楽しめますものね。

もちろん、水分補給を含めた保護監督を交代で行えば、お父さんは十分にライドの時間も確保できるという狙いもあります。もしかすると、Cコースの引率も分担して行くなんて事が出来たら理想のコミュニティだなぁと。 


とにかく、今年の夏も、富士見やふじんてんで子供とたっぷりと遊びたいものです。

富士見で黄色いコメンサルに乗った"ジュンイチロウ"を見かけたら、ぜひ一緒に遊んであげてください~。

ヒッチキャリアにMTBを載せるメリット・デメリットを改めて考えてみた

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ヒッチキャリアを使い始めて、まもなく3年


その間に使ってきたサイクルキャリアは計4つにもなりますが、車内に積む必要が無くなるため、車選びの選択肢が広がるのは本当に素晴らしいですね。

そんなヒッチキャリアのメリットについて、改めてまとめると


1,自転車を分解せず、気軽に車載することができる

2,ヒッチメンバーの装着が可能であれば、様々な車を選ぶ事ができる

3,泥汚れを気にせずバイクを積んで撤収できる



などなど、ヒッチキャリアを使うことで、豊かな自転車ライフへと繋げることができます。

(↑写真はサブ所有のハリアーにヒッチメンバーを装着し、トレイル搬送車として使っているところ)


しかしながら、ヒッチキャリアは魔法の万能アイテムではありません。
デメリットやリスクも多く存在するのもまた事実。


いくつか例に上げると

1,バイクの落下事故や、急ブレーキ等により車体後部へ衝突する可能性がある

万が一バイクが落下した場合には、大切なバイクが破損するだけでなく、最悪他の車両や歩行者への事故に繋がる恐れがあります。これは車外キャリアを使う場合の共通したリスクですが、十分に頭に入れる必要があります。また、自車に追突された場合にも、バイク・キャリア・ヒッチメンバー、そしてヒッチメンバーを取り付けてある車体フレームに重大なダメージを負う恐れがあります。衝突の度合いが軽度でも、車体のフレームが変形して廃車になる可能性があるかも知れません。

また、急ブレーキ・急ハンドルによってバイクが動き、リヤハッチの窓ガラスをハンドルバーで突き破るなんていうパターンも予見できます。

便利である反面、事故が起きた時の影響がとても大きいのです。これは「知らなかった」では済まない大きなリスクです。


2,ヒッチメンバーの装着は結果的にコストが高く、車も選ぶ場合がある

便利なヒッチメンバーですが、当然ながら全ての車に取り付けられるものではありません。アメリカ市場で売られているSUVなどには、サードパーティ各社からヒッチメンバーが販売されていますが、日本の小型車や軽自動車に対応した既成品はほぼ無いと言えるでしょう。仮にオーダーメードで作っても、10~15万円ほどのコストが必要になると思います。

また、燃費のいい小型車の場合、車両重量が軽いため、ヒッチメンバー・サイクルキャリア・MTB2台といった重量が車軸後方に集中することによって、フロントタイヤが浮き上がる形になり走行安定性に影響が出る恐れがあります。トレーラーを引っ張る牽引とは違い、積載物の重量が垂直に掛かるバイクキャリアの耐荷重は全く別物です。軽自動車や小型車はヒッチを諦めてルーフに積むのが良いかも知れません。


3,車外キャリアへのスポーツ用品搭載は、車幅のはみ出しに注意

車外のキャリアに自転車やスキー・スノーボード・カヌーなどのスポーツ用品を搭載する事は、法規的にはOK※なようですが、例えばブレーキランプやナンバープレートが隠れないようにする必要があったりと制限が多いのも事実。工夫しないと、取締の対象となる可能性も否定できません。また、車幅からのハミ出しも危険ですので、車幅の狭い車にヒッチを付けて、DHバイクを搭載するのはやめておいた方が良いと思います。

※参考:ブログ 自転車キャリアは違法?


4,コンビニやガソリンスタンドへの入店や、駐車場所に神経を使う

ヒッチキャリアが車体後部にあることで、コンビニなどへの歩道乗り上げの際にキャリア後部が路面と接触する可能性があります。私も何度となく「ガリガリ」してきました。ショッピングモールの立体駐車場のスロープも危険です。また、駐車する際には、周りの車との接触に人一倍気を遣います。

そもそも1つのヒッチ口だけで固定するという構造からして、ガッチリ固定するのはほぼ無理です。走行中に揺れてちょっと心配になります。


5,雨や排気ガスによって、ブレーキローターにオイルや汚れが付着する恐れあり

これは、カイエン乗りの方に聞いたエピソードですが、オイルの消費量の多い車両の場合、排気ガスに含まれたオイル成分がバイクに付着して、ブレーキが効かなくなるリスクもあるそうです。ポルシェはオイルの消費量が多いから、余計にそうなるんでしょうね。

また、雨天時の走行によりベアリングやサスペンションなど、シール部分に対する悪影響もゼロとは言えないでしょう。万全なバイクのセッティングを求める方には向かないかも知れません。


6,MTBのシークレットトレイルへ車外キャリアで乗り付けると、一発でバレる

週末の朝、ヒッチキャリアにMTBを積んで走行している車 = MTBトレイルへと向かう車と一目で分かります。もし、悪意ある人が後ろを着けてきたら、シークレットだったトレイルの入り口が分かり、荒らされてしまうかも知れません。


・・・・・

などなど、自身へのダメージだけでなく、結果的に周りの人に迷惑を掛けてしまう恐れがあるのです。特に最後のトレイルへの乗り付けについては、トレイルの状況や管理人との関係も考慮した方が良いと思いますよ。 

(ちなみにS-TRAILはヒッチキャリアで乗り付けOKです)

これらのデメリットやリスクはヒッチキャリアに限らず、ルーフ搭載や、リヤハッチゲートへの背面キャリアでも同じこと。安心してバイクを輸送するなら、車内搭載が一番なのは言うまでもありません。


最後に再びまとめると

・ヒッチメンバーの取り付けには、思っているよりコストが掛かること
・取り付けできる車種には制限があること (できればSUVがベター)
・法規的には複雑(グレー)な部分があるので、法規の変更には注意を払う
・常に落下や事故のリスクを念頭に置き、注意して使用すること
・トレイル守秘のためには、車外キャリアはNGという考えが存在すること


これらの点を検証したうえで導入すればヒッチキャリアはとっても素晴らしいアイテムです。


ヒッチメンバー・ヒッチサイクルキャリアの取り付けを考えていらっしゃる方の参考となれば幸いです。



参考:ブログ 自転車キャリアは違法?



清水のDHライダーが出した”S-TRAIL”という一つの答え

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静岡・清水のライダー達が中心となって切り開いた”S-TRAIL”

S-TRAILの現在の主要運営メンバーは6名。
代表の渕野君を含む4人のエリートライダーと、骨折によりエリート昇格に乗り遅れた(苦笑)私 nasyoRを加えた5名のレーサー、そして用地オーナーを加えた計6名での共同運営です。

それに加えて約25名のS-TRAIL会員メンバーが登録し、日々のトレイルビルドとライドを楽しんでいます。

2014年末は初のレースイベントを開催して、少しずつ認知が広がってきましたが、ここで運営スタッフの1人である私 nasyoR 個人の目線から、このS-TRAILを紹介したいと思います。

・・・・・・・・

このプロジェクトがスタートしたのは約2年前。それまで親しんでいたDHトレイルが閉鎖され、他人事だと思っていたトレイル問題に直面した私たちは、失意のなかで「自分たちに何ができるか」を模索していました。そんな折、かねてから自分の所有する山林にMTBコースを作りたいと考えていた用地オーナーと話が進み、現場を確認する事に。


幸いなことに、そこは新東名新清水ICすぐそばの山林で、治山事業により林道の整備もされており、4WD車なら車での搬送も可能なロケーションでした。

トレイル開拓のためJMAのインストラクター資格を取った私は、公認インストラクターのバッジを片手に地元集落の集まりで活動概要をプレゼン。オーナーの力添えもあり無事に容認いただく事ができました。単に地権者の許可を得るだけでなく、そこに住まう地元のみなさまとの相互理解とコミュニケーションが無ければ持続可能なトレイルになりませんからね。

早速、静岡市在住のMTBライダー達に声をかけ、集まった20~30名のメンバーと共にFacebook上のグループで情報共有しながら”ホワイト”なトレイル作りがスタートしました。


(↑写真は、コース上部テーブルトップのある場所 当初は間伐された倒木が多かった)


当初は、本当に何も無いところからのスタート。獣道をベースに下草を刈ったり、大量にある倒木をどかしたり、三角鍬で路面をならしたりと、コツコツと作業を進める訳ですが、最初の年は集まるメンバーも限らえれますし、何しろ先が見えない作業にモチベーションを保つ事もままならない状況でした。


(↑三角鍬を片手に草を刈り路面を広げます)

この動画はS-TRAIL創世記とも呼べる時期のディグ&ライド映像。今となっては懐かしい景色です。しかし所詮は人力。作業が進みません。

スタートから1年後、やはり重機が無ければお話にならないという事が分かり、重機の導入に奔走。結果、2台の重機を導入する事になり、我々メンバーのテンションアップ!作業は劇的にスピードアップ。もちろん、重機の燃料代や補修部品で必要経費も大幅UP…。

この頃には、関東から井手川直樹選手や、永田隼也選手、黒沢大輔選手、関西からは大島礼治選手、阿藤寛選手、渡辺靖之選手、中川ヒロカ選手など、国内有数のトップダウンヒルライダーにもスポットで協力してくださり、コースとしての完成度が高まります。

そして、念願だった林道を超えるロードギャップジャンプも完成。

このロードギャップから中腹エリアまでは1分程度のショート区間ですが、縦の動きが盛りだくさんに詰まったラインとなり、永田隼也選手と黒沢大輔選手による試走でも「楽しい」と好感触でした。



(↑永田隼也選手と黒沢大輔選手による試走映像)

この頃からS-TRAIL メインコースの方向性は、幅広い層の方が楽しめる事に加え、WCに参戦するDHライダーが練習にも使える、ある程度チャレンジし甲斐のあるクオリティの高いものを目指す流れに定まります。


WCコースにあるようなセクションを目指し、ダンプトラック4~5杯分もの岩石をレイアウトしたロックセクションも完成しました。また、別ラインでは、Jシリーズ一里野ステージのような激坂急斜面をレイアウトしたコースを作ったりと、エリートライダーが十分練習になるセクション造りも進んでいます。

一方で、子供から初級・中級ライダーが楽しめるラインもあり、更にはパンプトラックやダートジャンプトレイルの造成も計画しており、将来的には幅広い層のMTBライダーが1日飽きずに楽しめるフィールドにしたいなという個人的な想いもあります。これもぜひ実現したい!


・・・・・・・・・

それにしても、MTBのコースをしっかり作ろうとすると、膨大な労力とノウハウが必要になる事が良~く分かりました。当たり前のように走っている富士見パノラマの常設コースも、最初に切り開いた方々のご苦労はとてつもないものだったと実感できますし(特にCコース)、福井和泉のMADMAXのお二人が毎年コースのレベルをUPさせているのもリスペクトだし、本場ウィスラーのトレイルのエッセンスを盛り込んだふじてんのコースにも感銘を受けるばかりです。

また、トレイルを造る側の立場になり分かる苦労も沢山ありました。共にトレイルを造る会員集めもその一つ。大半のMTBライダーはトレイルビルドに携わった事がありませんから、ディグに率先して協力しようとする方は稀な存在。貴重な休日の時間を使うならライドに集中したいと思うのは当然です。

一方で、トレイルビルドを続けると自分が走るライン取りを明確にイメージできるようになり、それが新たな楽しみに昇華する事も分かりました。我々S-TRAILのメンバー間では「トレイルビルドをすると、ライドが速くなる」というフレーズは、もはや常識のように出てきます。自分の手でコーナーの角度を整え、自分の足でバームを踏み固める事で、それまで見えなかった”クリッピングポイント”が見えてくるのです。


MTBの車体がハードだとすると、トレイルはソフト。楽しさを左右するのはソフトであるトレイルであるのは皆さんご存知の通り。

個人的な考えですが、トレイルが圧倒的に不足しているのが今の日本の実情だとしたら、少しだけでもディグをしたり、各地で行われているいわゆる"友の会”活動に片足を突っ込んで、ソフトであるトレイルの維持と開拓にも意識を向けるべき時期なのかも知れません。

ただ乗るだけのトレイルを消費するライドから、トレイルを切り開いて維持する地産地消型のスタイルへ。その観点からもS-TRAILはディグ時間=ライド時間という少し特殊な方針で、今日もトレイルビルドを続けています。

S-TRAILは新東名 新清水ICから車で約2分程度。東京用賀インターからは車で約90分というバグツンのアクセスですので、地元静岡県のライダーのみならず、関東・浜松・中京エリアの方々のご参加も歓迎いたします。私たちと一緒にDIG&RIDEしませんか? 

そして、来る1月25日(日)に行われれるタイム計測レース S-TRAIL SPEED TRIAL Round-2にもご期待ください。今回はコースを大幅にバージョンアップさせ、斜めに飛び出すトランスファージャンプや、"岩落とし”と呼ばれる激坂セクションを組み込む予定です。


(↑映像は新設トランスファージャンプセクションの様子。現在はもっと造り込まれておりヤバイです!)

さらに霜柱で滑りやすかった黒土路面の上には、コースほぼ全域にわたって砂を入れて滑らずグリップする路面へと改修しています。これも、最高のコースで最高のレースライドを楽しんでもらいたいという私たちの強い想いによるものです。ぜひこの冬、S-TRAILのレースにご参加ください!

■S-TRAIL SPEED TRIAL Round-2 エントリーと開催概要はこちら


2015年グリーンシーズンスタート。でも怪我には気をつけて!

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2015年のGWもスタートし、同時にMTB ゲレンデDHもシーズンインとなりましたね~。

リフトで登り、十分な体力があるままダウンヒルに集中できるというのは、とっても素晴らしい事だな~と、改めて常設コースに感謝の気持ちが湧いてきます。

でもでも、シーズンスタート直後で、久々にダウンヒルをされるみなさま。どうぞ、怪我には注意してくださいね。

私は先日、富士見パノラマの2本目、Aコースのジープロードセクションで早速転倒の洗礼を受けてきました。幸い骨折などはしませんでしたが、ヒヤリとした瞬間です。

特に身体が動かない乗り始めは注意が必要です。

そう言えば、たまに行くウィスラーバイクパークでも、リフトに乗っていると見えるところに目立つように看板が付いていました。

確か「怪我の○○%のは、たいてい最初の1~3本で起こる。最初は必ずウォーミング
アップライドをすべし」 的な内容でした。

これほんとにそう。数年前、ウィスラーでいきなり上級コース走って見事にカーボンメットを割るほど撃沈した私が言うんだから間違いありません。


特にジャンプセクションなど、バイクが浮き上がる要素のある場所は、最初は舐めてバイクの挙動をチェックするなど、慎重に走りましょうね。

でも、不意に転倒して怪我をしてしまった・・・・・

なんて時の心の準備のために、本日は骨折生活をエンジョイするためのハウツーをお教えしたいと思います。骨折で分かる肉体の神秘にも注目ですよ~!

写真は、昨年9月に左足首の脛骨と腓骨両方を骨折した時の様子。そう、2年連続骨折でシーズンを棒に振りました。そして、足首がフリージョイントのようになってしまいました。足首がくるくる曲がるんだぜ! ミラクル!


ここでスゴイのが人間の身体! パンパンに腫れて動かない天然のギプスが自動的に形成されるんです。おまけに「痛み」というアラートも備わっていて、無理に動かさないように人間を自制させます。これ全て必要な生体反応なんですね。



最初は痛い骨折も、シーネで固定して動かさなければ痛みは徐々に落ち着きますよ。だから骨折しても落ち着いて安静にしましょう。大丈夫、大丈夫。

骨折の仕方によっては、骨がズレていない場合などは固定により自然治癒を選ぶ場合もありますし、折れた骨がズレていたり、骨同士の癒着を早めるために手術する場合もあります。

一般的には金属(チタン)プレートにより骨同士を繋げる手術をした方が、治りも早いと聞きます。

でも、手術は痛い。とても痛い。でも痛みも術後24時間くらいで落ち着いてくるので、とにかく寝て過ごしましょう。師匠に教えてもらいましたが、手術前夜は寝ずに過ごすのがポイントです。

術後の麻酔や痛み止めが切れて、一番苦しんでいる頃に病室にお見舞いに行くのも控えましょう。気心知れた仲間に「どぉ~ 痛いっしょ?」って来られてもリアクション取れませんからね。


あと、術後にレントゲン写真をSNSに載せたりするのは控えた方がいいかも。

MTBの事を良く知らないご友人が「やっぱりMTBって怪我しちゃうのかしら?」と心配してしまいます。そして、骨折のレントゲン写真に対して、Facebook上で「いいね」するのも、これまた良くないかも?

私も会社で「nasyoRさんがFacebookで“いいね"してる写真って、入院とか骨折レントゲン写真ばっかりですよね?」と指摘を受けてハッ!としました。

そっか、たまに友人のタイムラインに「○○さんが いいねしています」って出るもんなぁ。


「怪我しちゃったけど、元気なんで心配しないでね」という意思表示もしたいのですが、MTBを始めたいと思っている人たちを遠ざけてしまう恐れがある事も、頭に入れておいた方がいいかも知れません。

そんなこんなで、手術を終えて、約1周間の入院生活です。


あると便利なのがコレ、マジックハンド。足が動かせないタイプの入院では、コレが本当に役立ちます。100円ショップでオモチャコーナーか造園コーナーで探してお見舞いに持って行きましょうね!

入院中は暇でやること無いですよね。オフィスワーカーな方なら、PCでメールの処理をすれば、仕事の影響も少なくなり、職場復帰しやすくなるかも? iPhoneのテザリングだけでは、軽く通信速度制限突破しちゃうので、無制限系のwifiルーターがあると便利です。3日で1GB制限とかホントやめて欲しいと思う瞬間です。

とはいえ、暇で仕方ない入院生活。普段は伸ばせないヒゲでも伸ばしてトリムしてみるのも楽しいかも。

そして、病院から貸与されるダサい松葉杖じゃーリハビリのテンションも上がらないので、医師に確認したのちにMy松葉杖もゲットしましょう。もちろんステッカーチューンも忘れずに。

私が買ったのは“ロフストランドクラッチ"と呼ばれる杖タイプのもの。腕力のある男性なら軽くて取り回しやすいのでお薦めです。サンタクルズ・シンジケートのジョッシュもこのタイプを使ってましたね。

術後1周間で退院したら、翌日から職場復帰です。実質2週間のみ会社を休みました。

正直、かな~り辛いですが、早めの職場復帰でチームに迷惑を掛けないという姿勢を見せるのもサラリーマン的には大切なのかも知れませんw

自宅では、腫れと痛みを和らげるため、写真のようなラフマのチェアーを活用しました。足を高くしつつも、テレビの視聴も楽しめて素晴らしい。流石おフランス製!最高でした。


松葉杖生活を1ヶ月近く続けると、かなり移動の自由度も増しますので、車を使って様々なところへお出掛けしましょう。

この障害者マークを付けて、障害者用駐車場に止めると、本当に便利です。松葉杖での移動はとても体力を使いますので、少しでも歩く距離が減ると嬉しいんです。

みなさん、障害者用駐車場は、本当に必要としている人のためにも空けておきましょうね!



そして、障害者用のアシストバーが付いたトイレも素晴らしく便利でした。健常者からすると、邪魔で仕方ないと思われるバーも、松葉杖で片足で用を足すときには、身体を前に預ける事ができて、目からウロコが落ちるほど感動しました。


こうやって、自らの身体が不自由になることで、世の中のバリアフリーな配慮に関心すると同時に、周りのみなさんがドアを開けてくれたり親切に助けてくださる事に、本当に感謝する事ができました。


自身も元気になったら、お手伝いが必要な方に対して積極的に声を掛けたいなと、そう思えた事は人生においても大きな収穫だったと思っています。


そして、渋い顔をしながらも介助してくれる奥さんにも改めて感謝ですね。骨折していると、MTBに乗りに行けないので、必然的に奥さんとのコミュニケーションも増えて、良好な夫婦関係再構築にも効果的でした。

ほんと、骨折したり入院したりも悪い事ばかりじゃーありません。じっくりと自らに向き合う時間ができて、家族とのコミュニケーションも増えて、人間として一回り大きく成長できたのでは無いかと思います。

あとは、治癒を早めて、チタンプレートの周りに、仮骨を一回り成長させるのが大切。


前回の骨折ブログでも記したように、私個人が考える治癒への近道は、温度を上げて血流を促進し、免疫力をUPさせること。その最たるものが温泉湯治。

今回も退院直後から山梨の下部温泉で温泉湯治したり

わざわざ、鹿児島の南端 指宿まで行って、砂蒸し温泉湯治したりもしました。特に砂蒸し風呂で集中的に患部を温めて湯治したところ、動かなかった足首の可動域が劇的に改善しました。

やっぱり温めるのは大切だと気付いて、冬場は毎日カイロで患部を温めるなど、冷えないように注意していましたね。


その甲斐もあって、骨折から4ヶ月後には軽いトレイルライドに復帰。この春からは再
びゲレンデDHも再開する事ができました。


このように、手足の骨折なら、ちょっと痛いけど、無事に治ります。
骨折してゲンナリする事があっても、また楽しくバイクに乗る日を夢見て楽しく治療しましょう!


そして最初の話に戻りますが、何よりも怪我をしない事が大切です。

最初に1~2本は身体が動かないから注意。そして、夕方疲れてきた頃の最後の1本も要注意。自分よりも上手で乗れてるライダーの後ろを無理して付いて行くのも危険ですよ~。

そして、もちろん、頚椎を保護するネックブレースの装着は忘れずに! 手足の骨折なら治りますが、頚椎のダメージは深刻な後遺症を残す恐れがあります。ダウンヒルするなら、フルフェイスヘルメット+ネックブレース。これが合言葉ですよ!

このリアットの新型ネックブレース DBX6.5がめっちゃ欲しい! カーボンで軽そうでいいな~。


という訳で、みなさんも、怪我なくMTBダウンヒルを楽しみましょうね!




EVIL Undead 2014 - 2015 シーズンのレースバイクについて

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もう1年以上前になるのですが、2014年シーズン以降を戦うDHバイクとして、EVIL Undead CARBONを導入しました。

様々な評判があり、次のバイク候補として想いはどんどん大きくなりました。残念ながら、現在EVIL BIKESを扱う日本の代理店は無いため、非常に迷ったのですが、米国の友達経由でのフレーム購入という手段を選んだ訳です。

もちろん、日本のMTBシーンを考えると、正規の代理店で扱うバイクを近隣のショップを介して購入する事が望ましいと、深く深く理解はしています。一方で、趣味の乗り物には変わりなく、他の人があまり乗っていないバイクだからこそ所有欲が高まるという心理が働いたのも事実。ブログで公言するのも気が引けるな~と考えていたまま1年以上を経過。しかし、数の少ないバイクに乗っているからこそ、その感想をアウトプットする事が大切だと思い、本記事をポストします。

(今回はスタジオ撮影に加えて、ノリで軽くムービー撮影もしてみました@自宅ガレージ)

フレームはEVILが誇るデルタリンクを備えたカーボンモデルのMサイズ。このデルタリンクはDWリンクでおなじみDave WeagleとEvilのオーナーKevin Walshによるもので、シングルピボットながら複数の小さいリンケージを介する事でプログレッシブな特性を持ってリアユニットを押す形式になっています。シングルピボットならではの動きの良さで、路面のギャップを素直にサスに入力してくれます。

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メインピボットの位置はBBのほぼ真上となる、ハイピボットデザイン。このシングルピボットかつハイピボットなバイクの欠点は、BBとリア アクスルの距離が変わってしまい“キックバック”が発生する事。リアサスペンションが縮む時にチェーンが緩み、再びサスが伸びる際にチェーンが引っ張られ、ペダリングに引っ掛かるような力が発生するのです。

しかしながら、このキックバックにも利点があります。それは、サスが伸びる際にキックバックにより駆動力が発生し、漕がなくてもグングンとバイクが前に進むのです。キックバックによる加速は馬鹿にできず、トップギアにでも入れておけば、バームのあるコーナーでリアサスが沈み込み脱出する際にはフロントタイヤが浮き上がるほどの伸びをみせてくれます。この加速を一度味わうと、もうEVILの虜。ノンペダルでDHをしていても、少しのギャップでプッシュを入れるだけで、どんどん速度を増してゆきます。同じような挙動を示すバイクとして思い浮かぶのがテックインのRDX。一部のエリートライダーが長らくRDXに乗り続けていたのも、このキックバックによる“前に進む”特性を求めてのものかも知れません。

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また、前述の通りシングルピボットによりリアサスペンションの動きが素直なため、リアの接地感も素晴らしく高く、バイクを倒し込み滑り出したとしても、すっとグリップが回復してコーナーを抜けて行く事ができます。

一方で、少しネガティブな部分にも触れると、他の4バーリンク系のキックバックの少ないバイクと比べると、キックバックにより「挙動が乱れる」と言えるかも知れません。私も高速コーナーでリア寄り荷重したままバイクを踏み込んだら思いの外バイクが加速して、そのままマニュアル状態になってしまった事がありました。これは乗り手のフォームに問題があったからではありますが、懐の深い安定志向のバイクと比べると、よりレーシーな性格があるバイクだとイメージしていただけるかと思います。

・・・・・・・

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パーツコンポーネントは、トップクラスのダウンヒルライダーでありながらメカニック技術も日本最高レベルの“師匠”の指南で選定。カーボンクランクのSIXC、回転系は前後ハブ共にKING。BBもセラミックベアリングのKING。ドライブコンポはシマノSAINTにXTRのシフター。ブレーキはローターのデザインがイケてるAVID CODE。シートポストはTOMSONの中でも最も軽いマスターピース。サドルも軽さでSDGのFLY。完成重量は16.6kgとなりました。

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長いMTB歴でようやく分かりましたが(恥)、とにかく最高のパーツで組んだ方が、トータルでの満足度も高く、その後のパーツ交換の追加費用も不要なため、結果的にお得になるんですね。レース用機材を作るのなら、「そんなバイクで大丈夫か?」と言われないように、ショップで「一番いいものをくれ」と言いましょう。(私も永らく理解できなかったけど、これ本当なんですね)

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フレームサイズはMサイズ。私の身長は165センチなので、Mサイズでは少し大きいのでは無いかという懸念がありますが、そこは短いステムでカバーするという考え方で望みます。2015年シーズンの開幕戦を征した九島勇気選手が駆るモンドレイカーも、フレームのトップは長くステムは極めて短い構成で、とても調子が良さそうです。事実、ステムが短くとも走行安定性には影響はなくハンドリング操作に対してクイックに反応してくれる事から、タイトコーナーでの取り回しも抜群です。身長が短かったり、腕の長さが短いライダーにはぜひ一度試してみていただきたいですね。


その後私は、ポジション探しに時間が掛かり、ハンドルバー位置を下げるため700mmのフラットカーボンバー(ENVE)に変更したり、50mmのダイレクトマウントステム(TOMSON)を試してみたり、試行錯誤を続けたのですが、乗り始めて半年後にRacefaceの30mmステムに出会い、ようやくポジション探しの旅は収束しました。現在のハンドルバーはGIANTの完成車に付いていたコントロールテックの750mm アルミバーを使っているので、「アレ なんで?」と言われるのですが、カーボンと比べて転んでも折れにくく(曲がるけど)薄いパイプで振動吸収性も良く軽い事からの選定です。750mm幅で振動吸収性が高く、ローライズなバーがあったら変更する予定です。

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EVIL Undead に乗った感想をまとめると、「フルカーボンフレームにより軽くて、サスの追従性も高く、なによりグングンと前に進む素晴らしいバイク」 。ガチャガチャという雑音も無く、KINGのリアハブのノッチ音が響き渡る、まさに乗る度に嬉しさがこみ上げて来る1台です。

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2016年には27.5インチフレームもリリースされるでしょうし、北米では27.5のAMフレーム アップライジングや、29インチのAMバイク フォローイングの評価も高い注目ブランドのEVIL。 

ぜひぜひ日本の代理店さんに取り扱っていただきたいなと。そして、日本のショップで正規に購入したい! そんな事を強く願う日々なのです。

普通車+ヒッチキャリアで、あれこれ試して分かった事=Swagman XTC2は良い!

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SUVやバンじゃない普通車にヒッチキャリアを付けるうえで、色々試して分かった事。

それは、キャリア重量が軽い方が、色々とストレスが少ないという事。

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私が最初に導入したのは、ご存知 kuat NVですが、DH用MTB+キャンプ用具などを満載すると、写真のようにリア車高が下がりまくり。もちろん、ヒッチキャリア本体も路面に擦るリスクが増えるわけで、運転に気を遣うし、かっこ悪いしと、ストレスが溜まりました。

私が使ったKuat NVの 2インチ角のタイプは、約50mmもの角パイプでストレートに固定するため、剛性はたっぷりありますが、車高が低い普通車では路面に擦る可能性が高くなります。やはり地上高のあるSUV利用が前提なのですね。

一方、Kuat NVの 1-1/4サイズのタイプなら、路面とのクリアランスが取れるように、ヒッチ固定口から先が上方に曲げてあります。
要するに、普通車利用だったらコレを選ぶべきでした。剛性だけで2インチを選んで失敗したなぁ。

また、Kuat NVはアルミを多用して軽い部類とはいえ、キャリア単体で22kg近くある重量があるので、いっその事、別のキャリアを探そうと思った訳です。

まずトライしたのが、アルミ製のカーゴケージタイプのもの。

これにボートプラザさんで購入したZバーを取り付けて地上高を確保

そして、バイク取付け用のアダプターを付ければ、MTBをタイダウン固定して積める訳です。

ただ、実際に使ってみると、固定の際のタイダウンのテンションを左右均等にする手間があったり、急ブレーキした際にバイクが動くリスクを感じたため、使うのが面倒に思えてしまいます。結局はキャンプの時のエクストラカーゴとして使うのみになってしまいました。



続いてチャレンジしたのは、Allen Sportsの5台積みバイクラック。これは主にS-TRAILでの搬送用にと導入したものです。古くからある定番形状ならではの使いやすさで、ハードテールバイクなら無理なく5台積めました。重量も約12kgと軽量。

しかしながら、トップチューブ形状が特殊なDHバイクには不向きな事と、揺れによりバイク同士が接触し、傷付きが気になる事から常時利用は見送りました。


となると、やはり車輪を下で支えるプラットフォーム タイプのキャリアが確実となるわけです。

このプラットフォームタイプの数ある製品を見比べると、大きく2つの形式がある事がわかります。

↑ 一つは、Kuat NVやYAKIMAのキャリアなど高価格モデルの多くが採用している『フロントタイヤ固定タイプ』 。

このタイプは、固定用のアームがフロントタイヤを支えるため、様々なフレーム形状のバイクに対応する事はもちろん、フレームへの傷つきの心配もありません。

また、バイクを積んでいない時は、アームをたたみ、キャリア本体をパタリと折りたたむ事が出来るモデルが多くあります。重量級のDHバイクに対応したモデルも多いため、ダウンヒラーの多くはこのタイプを選ぶのが正解かな。バイクを積んだまま車のテールゲートを開け閉めできるのもうれしいポイント。

しかしながら、価格も高めで重量も20kg以上のものがほとんど。このタイプでは私がKuat NVから買い換える意味はありません。

↑ プラットフォーム型でもう一つのタイプが、構造がシンプルで比較的安価なキャリアに多い『トップチューブ固定タイプ』

このタイプは構造がシンプルで重量が軽く安価。そのトレードオフとして重くホイールベースの長いDHバイクに対応していないものも多いので注意が必要。

そんな前提を理解したうえで私が選んだのは、定番キャリアメーカー Swagman の XTC2というモデル。重量は約12kgと片手でも楽々持てるので、装着もカンタン。軽量なロードやXC~AMバイクの使用が前提で、1台あたり15kgが重量制限ですが、16kgのカーボンDHバイクならギリギリOKでしょ? という自己責任のうえで導入しました。



見るからに細くて軽いキャリア。15kgが重量制限だと良く分かります。
タイヤをケージにハメたら付属のゴムバンドで固定します。

トップチューブを固定する中央の柱があるため、キャリアを折りたたむ事はできません。もちろん、バイクを積んだままでは車のテールゲートを開け閉めできないのは少々不便。ただ、バイクを降ろせばテールゲートの開閉はできました。

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1-1/4のヒッチがベースで、アダプターで2インチにもイケます。キャリアがZ状に持ち上がってくれるので、最低地上高もしっかりと確保できます。


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実際にバイクを載せるとこんなイメージ。奥に子供のバイク、手前にDHバイクと、ホイールベースの異なる2台のバイクを積み分ける事もできますね。トップチューブ固定タイプなので、バイクのフレームに傷が付かないように養生するのを忘れずに。

Kuatと比べてキャリア自体の重量が半分近く軽くなったので、車の走行安定性はグッとUP。前述の通り取り外しも軽いからカンタンだし、強度・剛性も必要十分だし、これはかなり気に入った!

さらに、Kuatではバイクを固定する主要パーツのいくつかが樹脂製ですが、SwagmanのXTC2はオール金属製。紫外線劣化で部品が割れてしまう恐れもありません。これは長く使える良いキャリアだ。価格も237ドルと安いし、米国で売れてる訳ですね。

という訳でSwagmanのXTC2は、私のような普通車でAMバイクやXCバイクの車載を考えている方にはオススメです。

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PIVOT Phoenix DH CARBON をレース投入!

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みなさん、どーもこんにちは。nasyoRです。


ブログタイトルにもある通り、DHレースのエリートライダーを目指してレース参戦中の私ではありますが、乗り慣れたEVIL Undeadを降り、PIVOT Phoenix DH CARBONに乗る事にしました。


その理由はもちろん、27.5インチのホイールサイズで、DWリンクを採用した最新フルカーボンDHバイクだから。(これまでINTENSEのVPP歴が長かったので、DWのDHバイクに乗ってみたくて)


個人的な意見としては、日本のフィールドでは27.5インチの走破性など必要なく、ストロークの長いフルサスバイクなら26インチの方がコントロール性も高くて楽しく乗れるはずだと考えていました。


そもそも、日本の里山や常設DHコースに、27.5インチじゃないと楽しめない場所なんて無いし、27.5インチの走破性を持ったフルサスだと、石や木の根をギャップとして認識する間もなく、イージにクリアできてしまうのではないか? 結果、コースが退屈に感じたり、ライドの速度が高速化して怪我に繋がったりする事になるのではないか? そんな危惧を持っていました。


しかし、DHレースに挑むエリートクラスのライダー達が、2015年シーズンから27.5インチバイクに乗り始めてから、私の中で認識が急変します。


富士見パノラマの高速区間で一緒にトレインすると、27.5インチのバイクを駆るライダーにぐいぐい離されてしまうのです。速度が乗ってきた時の走破性と加速の素晴らしさが27.5インチバイクの特徴とは理解していましたが、まさかここまで違うとは・・・。


そして、実際に27.5インチバイクを借りて乗ってみると、走破性の高さに加えて、車輪外形の大きさからくる路面接地面積拡大の恩恵で、コーナーリンググリップが高い事も体感できました。


なるほど、本気でDHレースに挑むのであれば、27.5インチバイクは一定のアドバンテージがあるんだなと分かりました。一方で、趣味としてのファンライドであれば、26インチバイクのままでも十二分に楽しく、レースに参戦していなければ、あと数年26インチのまま乗り続けただろうと思います。


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さて、乗換えたPIVOT Phoenix DH CARBON ですが、ロングホイールベース・長めのトップ長・寝かされたヘッドアングルを持った、まさに今風なジオメトリーと言えるのでしょうね。


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シフトワイヤーとブレーキホースはフレーム内蔵式。ホースやワイヤーにダメージが入りにくくなるので、信頼性も向上するし、何よりスマート!

フレームサイズはSですが、以前に乗っていたDHバイクのMサイズと比較しても、トップ長は+約8mm。リアセンター長の差は無かったので、フロントセンターが長くなっている事になるのかな。単純にトップ長だけで判断は出来ませんが、乗り換える予定の方はサイズ感にご留意くださいね。



パーツ構成は、前後ホイールにSPANKのDHレーシング用リム SPIKE28をセレクト。PIVOTのライダーで、ノーズマニュアルライドでお馴染みのバーナード・カーと一緒です。軽くて硬くて良いフィーリングですね。もちろん、ハブはCHRIS KING。


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BBもプレスフィットのCHRIS KING、クランクはレースフェイスのカーボンクランクSIXC。となれば、チェーンリングもレースフェイスのナローワイド36Tの一択となる訳です。

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シートポストとステム、ハンドルバーはTHOMSONで統一。ハンドルバーは転倒のダメージが怖いので、ビビってアルミバーにしていますが、やっぱり重い・・・・・。多分カーボンハンドルに変更して100gの軽量化を図ります。


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ブレーキは、4年前から使っているAVID CODEですが、これも少々重い・・・。最新のSRAM GUIDEに変更したい・・・。


リアサスペンションユニットは、吊るしのFOX RC4にチタンスプリングを装着していますが、これも、軽くて高性能な最新のDHX2にして、オレンジ色が眩しい SLS(Super Light Steel) SPRINGに変更したい!  しかし、もう予算が無い・・・。


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そうして組み上がったバイクの重量は15.43kg。特別軽量パーツに拘った訳では無いのにこの重量。ヤバイです。フレームが軽すぎです!!!



という訳で、シェイクダウン初日の感想をまとめると


1,超軽い!

シェイクダウンしたインプレッションは、まず第一に軽い! 軽さは絶対無二の正義ですね。

特にリアバックが軽いので、空中で軽く腰の向きを変えただけで、ヒラリとバイクの向きが変ります。ヤバイです。ニヤニヤが止まりません。そして、軽さの利点で、バイクも倒し込みやすい印象。フルカーボンDHバイクは2台目ですが、もうカーボンの虜です。


2,超速い!

そして、DWリンクによる上下のリンケージによりサスペンション剛性が高い! これは、同じDWリンクを採用するマイバイク ibis mojo SL-Rでも感じましたが、リアバック剛性が高いため、真っ直ぐにサスペンションを入力する事ができ、路面追従性も抜群ですね。おまけに、DWリンクによるキックバック特性により、バイクがグングンと前に進んで加速してゆきます。このバイク速いです! シェイクダウン初日でボジションが定まっていないまま乗っていたら、バイクの速さに圧倒され、「ちょ、ちょっと待って!」と叫んでしまうほど。Cコースをノンペダルでプッシュするだけで、ライバル達を置いてけぼりに出来るかも? Aコースのジープロードもギュンギュンに加速しちゃいます。

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3,超カッコイイ!!

さらに、大切なのがカッコイイ事。

フルカーボンで全身マットブラックを纏ったフレームは、シンプルなトライアングルのシルエットと相まって最高にカッコイイ!!! 私は、レッドのリムに合わせて、赤いデカールをDIYで作りましたが、真っ黒なままもクールで良いですよね。シェイクダウンした日の夜、『メンテのためにバラしたPhoenixのフレームを抱いてベッドで寝てしまい、奥さんに怒られる・・・』 という夢を見るほどに気に入りました(笑

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とまぁ、ポジティブな印象ばかりを書きましたが、ネガティブに感じた事もいくつかあります。まずは、そもそも27.5インチの挙動に違和感を感じる事。26インチの感覚のまま乗ると、コーナーリングのタイミングが遅れてしまいます。また、ホイールベースが長くなり、タイトなスイッチバックコーナーでの取り回しが少し大変な印象がありました。加えて、ホイール外形が大きいからか、ホイールが真っ直ぐ立ち上がろうとするジャイロの力が強く、バイクを深く倒し込めるようになるには時間が掛かりそう。


しかしながら、これらは慣れによって改善される部分だと思うので、しっかりと27.5インチバイクを乗りこなせるように練習を続けます。

まだまだセッティングやポジションも追い込み中ですので、またレポートさせていただきますね!


という訳で、今年こそはエリートクラスに昇格する事を目標としている私は、このバイクで勝ちに行きたいなと、決意を強くするのでした!


最後に、2015年の7月現在、日本国内での流通数が限られるこのPIVOT Phoenix CARBONですが、昨年の早い時期に発注しておいてくれた友人の花さんが、土壇場で私に譲ってくれました。素晴らしいご厚意に感謝×2です! 

SPECIAL THANKS : HANA-san & suNao & Takumi

ヒッチキャリア Kuat Transfer2 はよく出来てる!

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ヒッチサイクルキャリアの人柱として、Kuatが2015年の春から発売した新型キャリア Transfer2を買ってみました。

最初に買ったKuat NV2から数えて5台目のキャリアです。

(誰? アホって言ったやつw )

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特徴的なのは、二又の矛のように伸びたメインのフレーム。多くのキャリアが、左右方向に梁を持つ構造なのに対して、Transferは車輪を受ける部分のみで構成されており、シンプルで軽量なデザインとなっています。

この無駄を徹底的にそぎ落としたようなコンセプトがイイ!

Kuat NVを重量面で手放した私は、約16kgと軽量になったTransfer2を本命と睨んだ訳です。

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という訳で海外から届いたキャリア。今回はカンザスのショップから買ってみたけど、宛先を書いた伝票が輸送中に剥がれ落ちたらしく、神奈川の税関手前で宛先不明荷物としてストップ。

所轄の郵便局に連絡してなんとか通関and配送となりました。運が悪かっただけだとは思いますが、少しUSPSだと不安かも。 ただ、航空便だと送料がかなり高くなりますよね。うーん、重量級の自動車部品は本当に面倒だ。


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でもって、お馴染みの組み立て作業。こんなこんな感じで梱包されてます。


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必要な工具類もすべて付属しているのは良心的。


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でも、NVと比べて安価な製品だからか? なんとな~く質感が低いのが気になります。

この部品も加工が甘く、取り付けボルトが通りません。

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仕方なくドリルでザクリして、穴を広げます。このくらいのトラブルで良かった~


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装着・バイク搭載イメージがこちら。
ロングホイールベースなダウンヒルバイクでもぴったり収まります。

ただ、小さめのロードバイクだと、上手く積めるのか不安があります。ホイールベースの最小値がサイトに記載無いので分からないのですが。
今度試してみます。

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キャリア本体は、ヒッチ口からスワンネックのように持ち上がっているので、地面にこする心配もありませんね。

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軽量なカーボンDHバイクなら、二台積みしても不安感はありません。むしろ、NVより揺れないかも。

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ヒッチピンにはSwagmanの盗難防止ロックを流用してみたら、いい感じになった!


バイクの積み下ろしや、操作方法は↓動画にしてみたのでご覧ください。


Kuat Transfer2の最もイケてるポイントは、キャリアを傾けたり畳んだりする際の操作レバーがフットペダルになっている事。これにより、気軽にキャリアの操作ができて、車のリアゲートの開け閉めもストレスなく行えます。

Kuat NVだと、オレンジ色のレバーを屈んで手で操作する必要があったので、これは大きな進化。流石は後発の製品だけあります。


必要十分な剛性と、操作性の高さ、そしてNVよりも軽い重量という3つのポイントはとてもアドバンテージがあり、私にとってはベストなキャリアの一つとなりました。オススメですよ~。

でも、Swagman XTC2の方がもっともっと軽く、固定も確実に出来る事から、なかなか侮れないなぁと。どちらも素晴らしいキャリアです。


ウィスラーでクランクワークスを満喫する方法(2014のレポート)

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ウィスラー行きを題した本ブログは、2009年にスタートして以来6年を迎えました。

その間、マウンテンバイクがより一層好きになり、ダウンヒル仲間の輪も広がり、自身の技術や機材のレベルも格段にアップする事ができました。


これもみんなウィスラーでMTBの楽しさに開眼したからです。

本日はMTB世界最高の聖地で行われる最大規模のイベントがどれほど素晴らしいかを、昨年のレポートとしてお伝えしますね!




1,気候的に晴れが多く、フルドライなコースでライドを楽しめるトップシーズン

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8月のお盆休みの期間は、日本と同様にウィスラーもハイシーズン。日本からバンクーバーの航空券も高いし、ホテルも高いのは仕方ないのですが、その分楽しめる時期なので、早期予約して少しでもお得になりましょう!

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(左から マツモトさん、うえっち、マサキ君、リョーガ君、キムラさん、丸ちゃん、カワグチさん)

そして、ウィスラー バイクパークがどれほど素晴らしく楽しいかは、本ブログの読者の方なら察しがつくかと思いますが、そんなウィスラー バイクパークも年々コースがリニューアル&進化しています。



(サンタ君、タロー君、マサキ君、リョーガ君、マルちゃん、ヒデトさん、うえっち)

昨年上級者コースの改修でインパクトがあったのは、ダートマーチャント。コース前半区間が新規延長され、見たことの無いような上下の動きが楽しめます。ドロップを飛ぶと、まるで谷底に落ちるような傾斜を下り、再び発射台のようなステップアップへと繋がります。完全にジェットコースターです。


(リョーガ君とリン君、ヒデトさんとトレイン)

そして、ウィスラーバイクパークの顔とも呼べる定番コース Aラインにもリニューアルの波が。ライダー達の技術UPと平均速度のUPに合わせて、テーブルトップのリップが立ったり、巨大コークスクリューのような連続バームが出来たりと、ライダーを飽きさせません。


(マルちゃん、マサキ君、リョーガ君ほか日本人ライダーと)

さらに、ゴンドラ駅から降りて下るガルバンゾ ゾーンでは、新たにコース前半に極上の中級トレイルが新設されていました。ここのフロウ感はマジでやばいです。

昨年だけでも、こんなにワクワクするアップデートがなされていました。さて今年はいったいどうなっているのか? 今年走りに行ける人が羨ましいっ!





2,リフトでは、有名ライダーとの2ショットも夢じゃない

クランクワークスも開催されハイシーズンのウィスラーには、メーカーブースの出展もありWCに参戦するPROライダーも数多く訪れています。

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リフト待ちで並んでいる間に、例えばアーロン・グィンとパチリなんて事もできちゃいます。

他にも、トロイ・ブロスナン(SPECIALIZED)や、レミ・シリオン(コメンサル)、マルセロ・グティエレス(GIANT)、ブレンダン・フェアクロウ(SCOTT)ほかにも、ブライアン・ロープスやクリス・コヴァリック、ミック・ハナー、などなどとにかく有名ライダーが沢山来ています。彼らが乗るプロトバイクやNewモデルをじっくり見るのにも、リフト待ちはオススメです。




3,世界クラスのライダーの走りが日替わりで楽しめる

クランクワークス期間中は、毎日のように様々なレースが行われています。デュアルスラロームや、Aラインを使ったAIR DH、カナディアンオープンのガチレースや、スロープスタイルコンテストなどなど、WCクラスのトップライダー達の走りを間近に見る事ができます。

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レースやイベントのスケジュールは、事前にクランクワークスのWebサイトでチェックしよう!

夜にはウルティメイト パンプトラック チャレンジも開催されますが、このイベントを見たければ、最低でも1時間前から場所取りしないと、肉眼で観戦できませんよ!



GIANTがタイトルスポンサーを務めるジャイアントスラロームでは、ダニハーとマルセロのコーナーリングフォームの違いを見比べたり、ロープス兄さんの渋い走りを見たりと大興奮。



FOX AIR DHでは、A-LINEを使ったレースが開催されますが、見どころも沢山あるのでどこで観戦するか迷いますよね~。私はロワーA-LINE中盤にある3連ジャンプ+巨大左右バームセクションに行ってみましたが、やはりここは人気の場所。多くのギャラリーとともに盛り上がりましたよ!



4,クランクワークス ウィスラーならでは ウイップコンテスト!

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そして、最終日のスロープスタイルに次いで盛り上がるのが、ウィップコンテスト! 

動画などでも有名なコース 『クラブ アップルヒッツ』で行われるこのコンテストは、超巨大な3つのテーブルトップを誰が一番カッコよくウイップ(空中でバイクを横にひねる)ことが出来るかを競うもの。数年前までは非公式イベントだったのに、今ではすっかり名物イベントになってしまいました。

時には二人同時のライドも。


そして、ウィスーラートレインと称した連続トレインライドがやばい!盛り上がりも最高です。

良い場所をゲットするのなら、早めに行く事をおすすめします。



5,ブース巡りではノベルティを狙え!

レースイベントとはまた違った楽しみがあるのが、メーカーブース巡り。ウィスラーのビレッジ内では各メーカーの最新モデルの展示はもちろん、日本ではなかなかお目にかかる事の出来ないプロトタイプの展示もあったりします。

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2014年、ビレッジ内の建物1室を借りきったSRAMブースでは、アンケートに答えてノベルティ詰め合わせがもらえるイベントを実施していました。無くなる前に早めにゲットしないとですよ!

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SPECIALIZEDブースでは、発表されたばかりの新型DEMOの展示やコンセプトイラストの展示などもありました。

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TREKブースでは、日本未導入のセッション パークが展示されたり、サポートライダーのポスターが配られたり。

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新型のFIVE TENシューズをじっくり手に取ったり

新型のカーボンクランクに溜息ついたり、新型のDAINESEプロテクターを試着したり


そして、タイミングによってはブースにいるサポートライダーから直接サイン入りポスターがもらえたりも。昨年までGIANTにいた、アンドリュー・ニースリングのポスターをゲット!

スラムのテックブースでセメナックにもサインをもらいました。練習日などでリラックスしている様子なら、写真に応えてもらう事もできるかも知れませんね。

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日本とも縁の深いDVOの社長に新型リアショック見せてもらったり

CGことセドリック・グラシアのバイクをじっり見たり

とにかく屋外ブースですが内容が充実していますね。細かい部品パーツブランドの出展は少ないかも知れませんが、ちょっとした国際バイクショーに行った気分になれます。



6,最新ハイスペックバイクを試乗しまくれ!

ビレッジのエリアから少し離れた駐車場エリアには、試乗バイクの貸出コーナーが設けられています。メーカーは限られますが、各社のハイエンドバイクが何と無料でレンタルでき、それをバイクパークの好きなコースで走る事が出来るんです。
借りる為には万が一の盗難に備えたデポジットとして、クレジットカードとID(パスポート)を提示する必要がありますが、それでも無料で乗れるなんて素晴らしい!

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昨年ですと、GIANTの27.5フルラインナップが用意されていたり、TREKの最新バイクもズラリと並んでいたりと、とにかく規模がすごい。インターバイクのアウトドアデモ並ですね。もちろん全サイズ用意されているので、日本のように試乗車がMサイズしか無くて、本当の乗り味が分からない・・・。なんて事もありません。無料とあって人気があるのは当然なので、目当てのブランドのバイクがあるのなら、朝イチのうちに申し込んでおく事をおすすめします。

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カーボンフレームのレイン ADVANCEDが軽くて剛性高くてヤバかったなぁ。試乗したかったぜ。



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あと、試乗ブース近くでは雑誌カメラマンの取材が行われていたり。腕を骨折してるスペシャのプレス担当が素敵です(笑)。


先ほどのブース展示と、バイクの試乗(ショップ関係者じゃなくてもOK)という事を考えると、秋のインターバイクショーに行くよりも、よっぽどクランクワークス ウィスラーに行った方が効率良く楽しめるんじゃないかなと思うわけです。特にDHにバイクの試乗するなら、バイクパークで乗るのがイチバンですしね。




7,最後はスロープスタイルで絶頂に達せよ!

そして、そして、クランクワークスと言えば、Redbull ジョイライド スロープスタイルの観戦は外せません。

旅程も最終日になり、もっともっとDHライドも楽しみたいのですが、スロープスタイルも観戦したい! もう悩ましいほどに、楽しいことだらけです。


2015年の Redbull Joyrideは15日(土)の夕方4:30~8:00なので、良い場所をゲットするなら1時間~30分前には準備しておきたいですね。暑さに備えた帽子や水もしっかり備えてくださいね。場所の選び方とすれば、会場に設置されているアストロビジョンが見える位置で、あとは好きなセクションを選べば良いでしょう。ちなみに、最高に盛り上がりそうなのはゴールゲートの先かな~。

観戦を終えて宿に帰ったら、ライブ中継のリプレイ動画を見ながら「優勝はセメナックだったけど、俺的には ブレッド・リーダーの方がキレがあって優っていた!」とか話が尽きないわけです。あぁ、楽しすぎる・・・。

ちなみに、今年のクランクワークス ウィスラー2015のRedbull Joyrideでは、フランスのLES 2 ALPES大会に続いてブレッド・リーダーが優勝するんじゃ無いかとワクワクしています。セメナックもリーダーも共に地元の星なので、どちらが勝っても盛り上がるんでしょうね!


そして、最終日に行われるのがカナディアン オープンDHレース。有名なロックフェースを降りる区間は、レース決勝ともなると・・・

上半身裸じゃないと入れない(女性は水着やトップレス!?)カオスな空間に様変わり。リフトに乗っていてもガンガンに絡まれますw


この、カナディアン オープンDH 昨年は日本から武者修行中だった九島サンタ選手、浦上タロー選手、加藤マサキ選手、泉野リョーガ選手が参戦。もちろん、観戦応援も!


ハイスピードかつテクニカルなコースで、とにかく見応えばっちり。ワールドカップのコースを実際に見たことは無いのですが、おそらくWCに匹敵するコース設定なんだろうなと、容易に想像できます。森のなかの根っこだらけのバフバフシングルとか、難易度高すぎです!


とまぁ、最後までクランクワークスを満喫した2014年のウィスラーでした。

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旅の途中では、宿にみんなを招いて食事会したりして、ウィスラーフリーク同士での交流もできて良かった!




そんな訳で、とてもじゃないけど1周間じゃ足りないくらい楽しいクランクワークス ウィスラー。1年間この時のために仕事を頑張って旅費をためて、そしてウィスラーで絶頂に達する。こんなライフスタイルもアリだと思います。というかアリです!


残念ながら2015年はウィスラーに行けないのですが、今年行かれる方々はぜひ気をつけて楽しんできてください。ライド初日は特に怪我に注意ですよ!!!


そして、来年2016年には絶対に行きます!  来年に向けてお金貯めます! みなさんも、来夏のお盆休みはウィスラーでお会いしましょう!



MTBトレイル専用車としてのジムニー

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S-TRAILへのアスセスは、オフロードの林道を登ることから始まります。

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これまで、奥さんが乗っていたハリアーを泥だらけにしながら走っていたのですが、流石に維持費が無駄な為に売却。

代わりにジムニー導入となった訳です。

しかし、ライダー仲間から買ったジムニーはJA22という型式で、K6Aエンジンが高確率でブローする事でも有名。事実、私の私の個体も引き取り後2ヶ月でファンベルト切れからのエンジンブローをメイク。

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ちゃんと納車後に整備しなかった私が悪かったのです。

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結局ヤフオクでリビルドエンジンを落札し、その後放置し、師匠やフッチーの手により載せ換え完了。でも外れエンジンらしく2番ピストンのメタル打刻音が気になりますが、とりあえずは始動!

この度ようやく長い休眠から再び復活いたしました!  

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当然ながらヒッチメンバーも付けて、MTBも車載!

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乗ってだけでニヤニヤ楽しくなるのは、シンプルな機構のジムニーならでは♫

この後も全塗装や、各種カスタムで楽しみたいと思います。

【 TREK Ticket S 】26インチのMTBは日本の里山で楽しい存在

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マウンテンバイク歴の長いライダーが、新たなマウンテンバイクを購入する際、よく口にする言葉
 
「あ〜ぁ、きっとこれが最後に買うマウンテンバイクだな〜」
 
 
これは、際限なく沸き起こる物欲を抑えきれない中毒に侵されたライダーが、「最後の1台だから、きっと許されるだろう・・・・」と、自己肯定するために呟く言葉で、周りは最後なワケないじゃん!と総ツッコミを入れる流れが確立されています。
 
でも、私の場合は違います。間違いなく最後。
 
そう、
 
「これが最後に組む26インチ マウンテンバイクだろうなぁ〜」
 
と呟いて入手したのがコレ。TREK Ticket S 
 
スロープスタイル競技でお馴染みフリースタイルライダー ブレンダン・セメナックが乗るバイクとして余りにも有名で、↓このレッドブルの動画でも息を呑むようなライドを魅せてくれます。このバイクがTREK Ticket S なのです。
 
 
 
 
日本国内では2013年秋に予約がスタートし、2014年に限定的に販売されたモデルを奇跡的に新車でゲット! 国内でもまだ僅かに店頭在庫もあるようなので、欲しい方はTREKの取り扱い店に問い合わせてみてもいいかも知れません。
 
※静岡県の なるおかサイクル さんに確か在庫があったような・・・。
 
 
TREK Ticket S はジャンル的にダートジャンプ、スラローム、スロープスタイルを得意とするもので、表示サイズはLながらもコンパクトなジオメトリーとなっています。もちろん、ジャンプやトリックが前提となるので、取り回しやすい26インチモデルとなっています。
 
27.5インチのMTBが隆盛を極めつつあるなか、26インチのバイクを組むのは、少々勇気が必要でしたが、ブレンダン・セメナックやブレット・リーダーといった憧れのライダーに近づくためには避けて通れない選択。
 
 
2016年のクランクワークス ウィスラー Redbull Joyrideで優勝した↑ ブレット・リーダーの走りを間近に見て、完全にTREK Ticket Sが欲しくなっちゃったのであります。
 
 
バイクを組んだ当初は、FOXのDJ用フォーク 831(フォークインナー径32)をベースに、トレイルでの自走UPを想定して、SRAMの11sを選定
 
 
本来であれば、変速機の無いシングルスピードにすべきでしょうが、トレイルでの使用を考えると仕方ない選択。フロントは当然シングルですが、丸太の倒木越えを考慮して、念のためMRPのデバイスもインストール。
 
 
赤いアルマイトが眩しいマグラのブレーキで足元を固めます。
 
 
いざ組み上がってトレイルに繰り出すと、いわゆるオールマウンテンと呼ばれるエンデューロー系のMTBと違って、サスペンションのストローク量も少ないため、ハードでスパルタンな印象。フロントフォークも短いために、しっかりとバイクの中心に乗らなければなりません。
 
でも、26インチならではの取り回しの良さと、ジャンプした際のアクションのしやすさは抜群で、自らの体で積極的にバイクを操る感覚が最高です。
 
 
その後、フロントフォークを
FOX  831(フォークインナー径32)から↓
FOX  831(フォークインナー径36)にアップグレード。
 
フォークの剛性が格段にアップして、安心して攻めた走りができるようになりました。
ふじてん のような整ったコースのトレイルなら、ショートストロークなアクション系バイクが最高に楽しい。綺麗なバームのコーナーをブリブリ言わせながら走り倒したりと、その走りを満喫。
 
 
乗り慣れて、手に馴染む感じは26インチならでは。
 
あまりハードではない日本の里山トレイルを走るなら、26インチのホイールサイズが走り甲斐があって楽しいのは間違いないでしょう。
 
もちろん、27.5インチのMTBがグリップ性能も走破性も高いのは間違いなく、更にその上の太いタイヤを履く27.5+のバイクや、29インチのMTBも取り回しが良くて楽しいモデルが各メーカーから沢山リリースされています。
 
どのバイク選びが正しいか、ではなく、趣味趣向でどのホイールサイズを選ぶか。
 
選択肢が沢山あるって贅沢ですよね〜。
 
 
さーて、
「2017年に買う最後のマウンテンバイクはどれにしようかな〜」
 

2017シーズンに乗る27.5インチ オールマウンテンバイクはどれにしよう?

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日本の里山で乗るなら、まだまだ26インチが楽しい

 
と謳った直後ではありますが、27.5インチのMTBの方がトレイルでの走破性が高いのは公然の事実。ましてや自走で登って下りを競う、今話題の『エンデューローレース』にチャレンジしようと思ったら、27.5インチのオールマウンテン(AM)バイクを選びたくなるのが自然ですよね。
 
主に冬の間だけ連れ添ったibis mojo SL-R (↓)は今見ても最高にカッコイイし、取り回しもいいしと、26インチながら不満は無いのですが、エンデューロー参戦を視野に入れてDHバイクと同じ27.5インチのホイールサイズのAMバイク導入を考えてみる事にしました。
 
ここで私がバイクを選ぶ基準として挙げたのは、以下の3点
 
1、ストローク量が130〜150mm程度の登りに強いAMバイクであること
 
リアストローク量が150〜160mmのバイクは激しい走りにも対応した剛性があるものが多く、重量も重くてDHバイクとの差別化が難しい。現在私が乗っているDHバイクのPIVOT PHOENIXは軽量カーボンDHバイクであるため、下手なAMバイクと重量面で差がつかない事になりかねません。
 
2、カーボンでもアルミでも、精度が高くて乗り味の評価が高いバイクであること
 
日本国内はもとより海外での評価も高くて、コストパフォーマンスに優れたバイクを選びたいのは当然ですよね。
 
3、所有欲を満たしてくれるカッコよさと希少性も欲しい
 
どうせNewバイクを組むなら、人とは違ったコダワリの1台にしたいと思うのは、プジョーの大型ワゴンという不人気車に乗る私の、エンスーな趣向性によるもの。流石のセレクトだね〜と言われる1台にしたいな。
 
 
この3点を軸に、以下のバイクを候補に選んでみました。
 
 
まずは、大人気ブランド Santa Cruzのbronson
言わずと知れた人気高級ブランド サンタクルズのオールマウンテンバイク。登り性能を考えると、ノマドではなくブロンソンが気になるところです。
地元ライダー栗田さんや藤原さんの所有バイクを試乗させてもらった事がありますが、剛性もカッチリと高くてグイグイ登る素晴らしいバイクでした。カーボンの質感や塗装のフィニッシュも綺麗で、とにかく所有欲をそそられる1台。いいなぁ、これ。
 
 
 
そして、次の候補はPivot switchblade
27.5+と29インチのホイールを両方スイッチして使うことのできるコンセプトで、今注目のカテゴリーの1台。ibisのmojoシリーズと同様に正統派のDWリンクを採用したバイクで、そのリアバック剛性の高さやプログレッシブなサスペンション作動感は、自身のDHバイクでも確認済。PIVOTはとにかくフレーム重量が軽いので、総重量を減らしたいなら外せない選択なんですよね。
 
 
 
続く候補は、日本に再上陸を果たした EVILの新バイク CALLING
このバイクも、ピボット スイッチブレードと似ていますが、26+と27.5インチのホイールを交換して使う事ができるのが特徴。なぜ27.5+と29インチのコンパチではなく、その下の26+をターゲットにしたのか? とても興味が湧きますね。
 
私のような身長165センチのライダーでは、27.5+や29インチのバイクは走破性が高いものの、取り回しに少々苦労してしまい、思い通りに操れないというイメージがあります。これが、身長がもっと高くてライディングスキルの高い人なら、29インチクラスのバイクでも華麗に走れるのでしょうが・・・・。その点、26+のポテンシャルには期待できます。
 
(ホイールサイズに対する上記見解はあくまでも私見で、ある程度バイクに任せた安心した走りで楽しむなら、27.5+や29インチもオススメなのは間違いありません)
 
今、あえて26+を選べるバイクを出してきたEVILは、もしかしてトレイルでの楽しさを追求した結果、このバイクを輩出したのかな。私は以前にEVILのDHバイクにも乗っていて、非常に好印象だった事からも、目が離せない感じです。
 
 
 
 
次に気になるのは、GIANTのTRANCE 2017モデル
2017モデルから改良によりリンク部分の設計がリニューアルし、基本性能のUPも期待できるAMバイクです。GIANTならではのコストパフォーマンスの良さと、評判の良さが両立されているバイクなのですが、希少性や所有欲というポイントでは若干弱いんですよね。でも、乗ったら絶対に楽しい1台だろうな。
 
 
同じ流れで気になるのが、GIANTと双璧を成す規模と言ってもいいのでしょうか?
台湾 MERIDAのOne Fortyです。
メリダに対する個人的なブランドイメージは正直なところGIANTよりも下で、地味なバイクだなぁという印象。でも、一度試乗してみると、漕ぎの軽さと、懐の深いサスペンションストロークが同居する、なんとも不思議なバイク。VPKと呼ばれるリア・サスペンション形式のようですが、見た目はフツーなんですよね。
 
メリダについて調べると、様々なレースにも莫大な投資を行い、研究開発費もハンパなく注ぎ込んでいる今最も熱いブランドかもしれない。見た目やブランドイメージだけでなく、その本質的な良さを見抜いて選ぶ、玄人好みの1台かも知れませんね。
 
さて、最後の候補が、TRANSITION Scout
先に宮崎県で行われたMTBレース 『DHシリーズ法華嶽戦』でもエリートクラス優勝を果たしたライダーが乗っていたとの事で、こちらも興味津津。リア・サスペンションストロークが長くなくても、前後のバランスが良ければ下りでもアグレッシブに走れるという事を証明してくれました。
 
TRANSITIONはハードテールバイクとしてBANKを保有していますので、ブランドとしての素性の良さは良く理解しています。北米シアトルを拠点とするブランドならではの、ガシガシ乗り倒すイメージもカッコイイですよね。
 
 
という訳で、どのバイクも甲乙つけ難いのですが、今の心境でピックアップすると、以下の2台。
 
 
1位候補
唯一のシングルピボットながら、DWリンク同様のプログレッシブ性能があり、カーボンならではの造形が美しい EVIL CALLINGが魅力的。
 
2位候補
今のMTBシーンを語るなら、目をそむけられないMERIDA。その本当の実力を知る意味でもコスパの高いOne Fortyが気になる。
 
カーボンとアルミ、両極端なセレクトですが、どちらも気になるなぁ・・・・。
 
でも、せっかく乗るなら、後悔しない良いバイクを選びたいものです♫
 
 

MTBのホイールサイズは何を選べばいいの? 26インチ? 27.5インチ? それともプラス規格?

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今年用のマウンテンバイク選びに迷うなか、そもそもホイールサイズによる違いって何だろう?と思い、自身の経験と知識をもとに情報を整理してみました。

 
雑誌メディアなどでは、なかなか断定的に結論づける事は難しいと思いますが、これは個人ブログですので、あえてシンプルに語ってみたいと思います。ご意見ございましたら、コメント欄かTwitterアカウントにレスください♫
 
 
 
まず、は26インチと27.5インチ、そして29インチでの比較イメージ。
 
 
 
 
一般論として、ホイール外径が大きい方がギャップを乗り越えやすく、地面と接地する面積も広いために、走破性が高くなると言われています。
 
じゃぁ、どう見ても29インチの方がメリット大きいじゃん?と思いませんか。
 
しかしながら、ホイールやタイヤが大きくなれば重量も増えてきますので、フルサスペンションバイクの場合、バネ下重量がかさむ事になり、サスペンションの素早い動きには不向きと言えるかも知れません。
 
 
重量の話しが出ましたので、この外径比較に加えて、今話題の太いタイヤ『+プラス規格』についても図に組み込んでみます。
 
 
 
 
外径サイズで見ると、26+と27.5がほぼ同等。同じく27.5+と29がほぼ同じと、ますますどれを選べば良いか分かりにくくなりますよね・・・。プラス規格のホイールでは、タイヤに空気がたくさん入りますから、低い空気圧でもパンクの心配が少なく、フワフワと柔らかい乗り心地のセッティングを楽しむ事ができます。
 
また、フルサスペンションの27.5+MTBの場合、細かいギャップをタイヤが吸収してくれるので、カタログ値以上にサスペンションが動いてくれるような印象があります。
 
 
いいじゃん、いいじゃん! 29インチと同様の外径で乗り心地もグリップも高い27.5+が一番良くね? と思いますよね。
 
ただ、ここで問題にしたいのが、重量の増加に伴うジャイロ効果の影響です。
 
ジャイロ効果とは、回転する駒が倒れないのと同じく、車輪が高速に回転する事により自立した姿勢を保とうとすることで、自転車が倒れずに走れるのも、このジャイロ効果によるものです。
 
このジャイロ効果がどれほど強いか、よく分かる解説動画がこちらです。
 
 
なんとビックリ。高速に回転したホイールは紐に片持ちするだけでも姿勢を保つんですねぇ・・・。
 
 
みなさんも、保有するMTBホイールにシャフトを通し、高速に回転させてみましょう(友人やご家族にバンバン回してもらおう)。タイヤの重量も加わったホイールが回転すると、真っ直ぐに起き上がろうとするジャイロの力が強くてなかなか倒せないと思います。逆に軽量なロードのホイールなら高速に回転させても比較的容易に倒せる事も体感されると良いと思います。
 
このように、29インチのホイールや、重量のあるタイヤを履いた27.5+のホイールでは、ひとたび回転慣性がつくとジャイロ効果でバイクのコントロールにコツや力が必要になるんです。本ブログではこれを便宜的に「コントロールしにくい」と表現していますが、あくまでも26インチホイールとの相対的な比較という事でご理解ください。
 
これらの性格付けを踏まえたうえで、MTBホイールサイズ別にポジションマップに配してみると、こんなイメージでしょうか。
 
この各タイプをライダーごとにカテゴライズすると
 
26インチ
ダートジャンプやトリック、スラロームなど機敏な動きを求めるアグレッシブなライダー向け。
 
 
26+
27.5の走破性とプラス規格タイヤの乗り心地&高いグリップ性、そしてトレイルを自由自在に走るコントロール性を求める欲張りなライダー向け。
 
 
27.5インチ
オールラウンドにマウンテンバイクを楽しむスタンダードな選択がこれ。初心者にもオススメ。
 
 
27.5+
29er並の安定性と、どんな地形も登って下れる走破性、そして豊富なタイヤ エアボリュームでラグジュアリーな乗り心地を求めるジェントルマン向け。
 
 
29インチ
クロスカントリーレーサーはもちろん、脚力のあるトレイルライダーなどハイスピード指向な方向け。街乗りメインのシティライダーにもオススメ。
 
 
といったところでしょうか。
 
 
ちなみに、(小柄な)日本人にベストなMTBホイールサイズはどれなのよ? と問うと、現在の市場でも一番展開が多い27.5インチという応えが最も多く帰ってくると思います。
 
私自身も27.5インチか、26+のホイールを履いたバイクを選びたいなと思っています。
 
 
さて、みなさまのMTB選びの参考になりましたでしょうか? 一番いいのはそれぞれのバイクに試乗する事。その違いを見極めて、自分にピッタリな1台を選びましょうね〜。
 

EVILのロングストローク29er THE WRECKONINGに乗って、自身の既成概念が覆った

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静岡にあるMTB専用フィールド S-TRAILの運営メンバーも務める私ですが、本日ご来場されたお客様に、日本再上陸を果たし、今話題となっているバイク EVIL  THE WRECKONINGにお乗りの方がいたので、オーナーのご厚意で試乗させてもらいました。

 
このEVIL  THE WRECKONINGは、161mmものロングトラベル量を持った29インチのオールマウンテンバイクで、XC(クロスカントリー)寄りの印象だった29erを、一気に下り寄りに振ったモンスターバイク。
 
その実力はかなり話題で、EVILのレーシングライダー ルーク・ストロベルは、北米有数のDHレース NWカップにて、プロクラス優勝を果たすほど。
 
えっ!? 29erでもDHレース勝てるの??と思いますが、とにかく下の動画を見てみてください。
 
 
滑りやすいダスティな路面でも、ゴツゴツしたロックセクションでも、ホイール外径の大きさによる走破性の高さと、路面グリップ力の高さで安定して走っている事がわかります。
 
そして、こちらが同じくルーク・ストロベルによるトレイル動画。スーパースムース!
 
これらの評判を知る人が多いのか、日本での輸入代理店 Yurisさんでの初回オーダーでも、29er のWRECKONINGが一番発注が多かったそうです。
 
実際のバイクを間近に見るのは初めてですが、必要なところにはカーボンの肉厚を厚くして、十分な剛性を持たせている事がわかります。
 
 
ヘッド周りのボリュームある造形を見ればわかりますが、リアバックのリンク部分の太さも必要十分で剛性感もたっぷり。でもフルカーボンフレームだけあって軽量さにも配慮されており、自走での登りも全く苦になりません。
 
フレームサイズはMの29erなので、さぞ取り回しに苦労するかと思いきや、いい意味で予想を裏切る操りやすさを持つバイクで驚きました。
 
 
やっぱりEVILリア・サスペンションシステム “デルタ・リンク”はBB位置が低いので、大きなホイールサイズのバイクであっても倒し込みやすい傾向にあるのかも知れません。リンク部分の部品を入れ替えると、さらにBBハイトを下げる事もできるそう。むむむ、それも楽しそう♫

 
実走してみると、29erならではの速度の乗りの良さで、思いの外スピードが上がります。よって、テーブルトップジャンプなども、簡単にヒラリと飛び越えてしまいます。
 
 
コーナーも高いグリップで良く曲がるし、スピードにも乗るし、軽いからジャンプも軽々。あれ? これ最強のエンデューローバイクじゃないか? と頭が混乱してしまい、S-TRAILの中腹コースを自走で何度も走ってしまうほど(笑
 
 
この日は、自身の26er スロープスタイルバイク↓をメインに乗っていましたが、方向性の違いはあるものの、やはり全く別格レベルの性能差を感じてしまいました。
私は26erバイクはまだまだ現役だと思いますし、積極的に体を動かして乗る楽しさは揺るぎないものだと思っていますが、29erと比べるのは議論するテーブルが違うような気がします。それくらい別物。
 
この日は、26のスロープスタイルバイク、27.5のDHバイク、29のオールマウンテンと3台乗り比べましたが、やっぱり26に比べれば27.5は楽チンだし、29はその上を行く走破性があるものとわかりました。
 
しかし、その絶対的な走破性の高さが、『楽しさ』に直結するか否かはライダーの価値観次第。私の場合、29erだからトレイルが簡単に感じると同時に、29erならではの楽しさを体が自然と探しているようでした。
 
うーん、26も、27.5も29も、どれも楽しい! いやほんと
だからこそバイク選びに迷ってしまうな〜
 
それにしても、EVILに乗って、ここまで揺さぶられるとは思ってなかったな〜。
 
そう、テンション上がりすぎて、転倒して頭をがっつり揺さぶられました・・・orz
 
Rip my helmet. 笑
 

カラーパーツとデカールチューンでトレック チケットSをカスタマイズ

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真っ黒なフレームで何のバイクか分かりにくいTREKのTICKET S。トレイルでお会いした方々からも、「そのバイクは何ですか?」と聞かれる事が多くなったので、重い腰をあげてダウンチューブにデカールチューンをする事にしました。
 
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もちろん最新版のトレックロゴをカッティングプロッターで用意しました。
 
ちなみに、ビフォアーはこちら
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これは、これで、非常にシックでシンプルにまとまったバイクではありましたが、やはりトレイルで映える派手さが欲しいと思い、オレンジを基調としたコーディネートにしてみました。
 
じゃん
 
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うーん、派手すぎるかしら?
 
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でも、山で見ると違和感無いかも!
 
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派手な方が写真映えするし、いい感じかな〜と。
 
 

はじめてのマウンテンバイク!春MTBデビューを考えるあなたに! ユニクロを例に揃える簡単コーデ♫

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春一番も吹いて、日に日に暖かくなる今日このごろ。

 

トレイルにはスギ花粉が飛び交うので、埃を防ぐアイウェア OAKLEY SPLIT JACKETのガスケット付きモデルを着用しないとヤバいnasyoRです(笑

 

暖かくなると、体を動かしたくなりますよね♫

 

そんな活動的な春。今年こそマウンテンバイクでトレイルデビューしようかな〜なんてお考えのあなたに送る、ここを抑えておけば失敗しないMTBライド用の簡単コーデをお伝えします。

 

友人や会社の同僚をMTBに誘うときも、どんな格好してくれば良いか、アドバイスに困ることってありますよね。そんな時の参考にしていただけるとイイなと思っております。

 

 

わざわざMTB専用ウェアを買う必要なんてありません!

 

基本、有る服を着ればOKですぜ! とりあえずイメージしやすいように、ユニクロの商品からピックアップしました。

 

 

まずは、トップのアウターから。

MEN ポケッタブルパーカ

WOMEN ライトポケッタブルパーカ

 

走り出す前や、山に登って下り始めるときには長袖のウェアが欲しいもの。薄手のウインドブレーカーのようなアイテムがあれば、脱ぎ着も簡単で体温調節もしやすいからオススメです。

 

つづいて、トップのインナー

MEN ドライEXVネックT(マッピング・半袖)

WOMEN ドライシームレスクルーネックT(半袖)+E

 

汗をかいても乾きやすいドライ素材のTシャツがおすすめ。ラグラン袖の方が、なんとなくハンドリング操作を邪魔しない感じだし、スポーティーな印象になるからスタイリッシュかなと思ってセレクト。

 

個人的にはポリエステル含有率が65%以上で20%くらいコットンが入ったものの方が着心地がいいのですが、汗の乾きやすさは劣るので悩みどころですね。

 

 

そして、ボトムス

 

男性だったらハーフパンツで

MEN ドライイージーショートパンツ

 

ハーフパンツなら、膝とスネのプロテクターの装着もしやすいし、ペダリングも軽快です。

 

女性なら、なるべく素足を出さない方が擦り傷やアザを防げると思うので、

WOMEN ドライストレッチジョガーパンツ

 

ジョガーパンツの中に薄手のプロテクターが付けられればベスト。もしくは、レギンスパンツの上にプロテクター装着というのも有りですね。

ゴワゴワして動きにくいジーンズはNGですが、ストレッチ性が高くて柔らかい薄手なスキニージーンズもいいと思います。 とにかく女性は足にアザを残さないようにするのが大切です。

 

エスコートする男性は、しっかりとプロテクターの用意を怠らないようにしたいですね♫

 

 

足元で言うと

MEN リブアンクルソックス

 

男性ならハーフパンツに長いソックスは不格好なので、足首丈くらいのソックスもお忘れなく。

(白いロングソックスが似合うジョッシュ・ブライスランドは例外w)

 

 

そして、マウンテンバイクとの大事な接点でもあるシューズはGUで探しました。

 

(GU)キャンバスシューズ

 

MTBのペダルと相性がいいのは、靴底が比較的平らなスニーカーです。

 

このシューズのように、平らな靴底に無数に並んだ波模様がおすすめ。ペダルに付いたピンがしっかりと食い込み、ペダルが不用意に足から離れる事を防いでくれます。

 

いわゆるVansやDC SHOESのようなスケボー用スニーカーが一番! でもコンバースのオーソドックスなデッキシューズは靴底のラバーが薄くてペダルが痛く感じる事があるので、おすすめしません。

 

 

 

そして最後に、絶対に忘れちゃダメなのがヘルメットとグローブ。

 

この2つはスポーツ用自転車の専門店でしか買えない事もあるし、値段も数千円〜と高価なので、まずは買わずに友人に借りられないか聞いてみましょう。

 

という訳で、ヘルメットとグローブは絶対忘れずに準備して、MTBトレイルデビューを楽しみましょう!

 

・・・・・・・

 

もし無事にMTBデビューして「やばい!マウンテンバイクちょー楽しいかも!?」と思ったら、専門店で試着して買いましょう♫

 

ヘルメットもグローブも大切なのはサイズとフィット感。頭の形に合わずに、

被っていると痛くなるヘルメットなんて勿体無い。カタログ値をもとにインターネット通販(海外通販)で買っても、全身とのバランスが合わずに不格好なんて事も。

 

MTB歴の長い私も、ヘルメットだけは試着しないとフィットするか否か分かりませんから。

 

えっ? 最寄りのショップに気に入ったヘルメットが置いていないって?

 

だったら、ヘルメットやプロテクターの在庫が豊富なお店に行きましょう!

MTB用のヘルメットやウェア、プロテクターをたくさん在庫しているお店は、それだけ真剣にお客さんと向き合っているお店だと思います。

 

だって、サイズやカラーの人気・不人気で不良在庫になる可能性がある商品を、数多く仕入れるのって勇気のいる事だと思います。でも、しっかりとお客さんに選ぶ楽しみを提供してくれるショップさんに敬意を払って、国内在庫を買うのがカッコイイと思うな。

 

 

私が昨夜トレイルライド用ヘルメットを探していて、サイズもフィット感も、そしてかぶった時のシルエットもGOODだったので即決したのが

GIRO CHRONICLE MIPS

 

MIPSと呼ばれる転倒時に脳に伝わる衝撃を緩和するテクノロジーを備えていながら16,000円と、とってもリーズナブル。これ絶対お得だわ。

 

こんな風に商品をたくさん在庫してくれているショップさんはホントにリスペクト。

 

上記モデルはCRCとかの海外通販で買うのと、日本のショップで買うのも価格差はほとんど無いし、だったらみんな国内流通在庫を買って、もっと在庫してくれるショップが増えるという良い循環になればいいのにな〜と思います☆

 

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と、少々話しが逸れましたが、これまでに紹介したコーディーネートをまとめると、こんな感じでしょうか。

 

プロテクターとグローブは、MTBレーシングウェアの定番 Troy lee Designの商品から選べば間違いありません。

 

こんか雰囲気のコーディーネートにすれば、格好から入りたいアナタも安心ですよ(たぶん笑)

 

MTBフラットペダルにロングピンを装着して、お手軽リニューアル♫

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使い込んでボロボロになったナイロン樹脂ペダルのボディを交換して、ついでにロングピンに換装しました。

 

 
私が愛用していたのはINSANESのフラットペダル(通称 平ペダル・平ペ)。手頃な価格と薄型のプロポーションで、トレイルライドからダウンヒルまで幅広く対応するモデルでしたが、さすがに見た目が美しくないので樹脂のボディだけ購入して換装です。
 
この手の樹脂ペダルは仮に路面にヒットしても衝撃を吸収しますので、クランクやBBに与えるダメージが少なくてとってもいい! おまけに軽量なので率先して選びたいのですね。
 
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今回は師匠の勧めもあり、ペダルのピンをロングタイプのネジに交換して、シューズとがっちりグリップするようにカスタムしました。
 
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アーレンキーを使って、地道にピンを固定
 
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標準の2倍近く長いピンになりました!
 
もちろん、ピンが長くなったぶん、スネや足に刺さった場合のダメージは大きくなりますので、利用の際はスネ用プロテクターも必携ですよ。ご注意ください。
 
 
このロングピンを付けたプラットフォームペダルのグリップは凶悪なほど高まり、fivetenといったMTB専用シューズと組み合わせると、SPDクリップペダルかと思うような喰いつきをみせます。
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Five-Tenのソールにはステルスラバーと呼ばれる、ハイグリップな独自素材が使われていますので、本格的なMTB走行を楽しむならオススメです。
 
折しも、Five-tenのMTBラインナップは日本国内市場への流通が再開したようなので、最寄りのショップで事前予約するなら今がチャンス!
 
 
マウンテンバイクと身体を結ぶ大切なインターフェースであるペダルとシューズ。この2つのセレクトは間違いないものを選びたいですね♫
 
 

MERIDA ONE-FORTY 7.900 を新たに購入した〜

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27.5インチホイールを履いた新しいオールマウンテンバイク選びをあれこれ悩んでいましたが、結局 性能、パーツのレベル、コストパフォーマンスの良さから、MERIDA ONE-FORTY 7.900  を選定しました!

 

ゲットしたのは鮮やかなグリーンの塗装が綺麗なONE-FORTYのトップグレード。定価は税抜きで¥469,000ながら、フロントフォークはROCKSHOX PIKE、ドライブトレインはSRAM 11sの比較的上級グレード、ブレーキもSRAM GUIDE Rと、SRAM系で統一されていてとってもお買い得です。

(もちろん、普通の感覚で言えば安くは無いけれど)

 

リア・サスペンションストロークが140mmでフロントが150mmと、日本の里山トレイルライドにピッタリのスペックで、本格的なエンデューローレースにも対応するオールマイティなバイク。

 

購入したのは、Y's ROAD渋谷店。東京に行くついでに店頭購入してきましたよ。

 

自転車、特にスポーツ車は、整備不良や不具合によって命に関わる怪我をする可能性があります。そのためプロショップでの対面購入が基本となる訳ですが、Y's ROADさんでも親切丁寧なヒアリングをしてくださり、要望にあわせたハンドルバー長のカットや、ブレーキ・シフター周りのケーブル長調整など、納車前整備もしっかりと行ってくれます。

 

私の来店時にも、多数のお客さんへの接客が同時進行で行われ、納車時のボジションセッティングに忙しいスタッフさんの姿が印象的でした。

 

Y's ROADさんで自転車を買うのは初めてでしたが、これだけ多いスタッフに対して教育を施して、アフターサービスも請け負う体制を構築する様子を見ていると、いわゆる日本車ディーラーで車を買うような安心感があるな〜と思いました。

 

もちろん、スタッフさんの中にはロードが得意な方、マウンテンが得意な方など棲み分けされているかと思いますが、うまくマウンテンバイクが得意なスタッフさんと仲良くなれれば、在庫が豊富な大規模店ゆえの利点も多そうです。

 

もちろん、地方都市にお住まいの方なら、ご自宅の近くにあるローカルのプロショップと良いお付き合いをする方がいいのは言うまでもありません。近郊の店舗なら普段からまめにチェックしてもらえますし、トレイルライドのショップツアーが企画されたりと、お住いの地域で楽しむためのノウハウをたくさん教えてくれますからね。

 

 

さてさて、それではパーツアッセンブリの様子を細かく見てゆくと

 

フロントフォークは、Roxk Shox Pike RC 150。剛性感の高さと、スムーズな動き、奥でしっかりと踏ん張るダンピング性能が高いPIKEのバイクに乗ってみたかったんです。ROCKSHOXのフォークはDHバイクでも使用していますが、CHARGERダンパーの動きに慣れているので、個人的に安心感があります。

 

 

そして、ドライブトレインは、SRAM XO1 11s。カセットスプロケットはXG 1175 という手頃なタイプで、ギアは10-42tという今流行りのスーパーワイドな構成です。

 

リアカセットとセットになるのは、SRAM X1 のクランクと30Tのフロントリング。Sサイズ相当だと、クランク長は170mmになり、Mサイズ相当を選ぶと175mmのクランクが付属するそうです。流石メリダ、親切だなぁ(どのメーカもやってるのかな?)

 

エンデューローレースでも安心できるよう、MRPのチェーンガイドが付属しているのも要チェックです。

 

 

そして前後ブレーキは定評あるSRAM GUIDE R。SRAMのGUIDEはとにかくレバータッチの質感が高く、タイヤがロックしないようにブレーキの強さを微調整できるのがお気に入り。DHバイクとレバーも同じですので、予備部品の統一化も図れますな。

 

 

 

さらにさらに、サドルの高さを調整できる“ドロッパーシートポスト”もROCKSHOXのリバーブを装備。油圧によりシートポストの伸びる速度を調整できるので、非常に高級感のある動きだなぁという印象。

 

 

MERIDA ONE-FORTYのフレーム最大の特徴が、VPKと呼ばれるリア・サスペンションシステム。とにかく登りでのペダリングが軽くて、でも下りセクションではしっかりとリア・サスペンションがストロークして路面追従性が高く、以前に試乗した時に好印象だったのが、今回の購入の決め手となりました。

 

このMERIDA ONE-FORTYの評判をネットで調べると、技術力に定評のあるMTBプロショップや、MTBに強いライターさんによる高い評価が読み取れました。

 

でも、実物をこの角度から見て、ちょっとイメージダウン。ハンドルバーとステムのグラフィックがイマイチ洗練されていない。gravityというブランドを詳しく知らないのですが、この辺りのパーツを選択するあたり、MERIDAのセンスを疑ってしまう(苦笑)

 

そしてサドルもプロロゴの軽くて高性能なものが備わっていますが、何となくロード用の雰囲気で、バイクと似合わないような・・・。目立つ部分だけに少々残念。

 

でも、ハンドルバー、ステム、サドル以外はハズレ無しで満足できる1台です。

 

プラペダル付きの完成車重量を測ってみたら、13.43kgでした。アルミフレームながら、かなり軽い方じゃないでしょうか。

 

残念ながら、まだ一度も乗っていないのですが、とてもいい買い物をしたなと思って満足しています♫

 

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