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Channel: ウィスラーの次はニュージーでのMTB DHライドを夢見つつ、エリート復活を目指す42歳
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年に1回くらい、九州 「滑床」でMTBトレイルライドしたいなぁ

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年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
夏真っ盛りで痛いくらいの日差しが続きますが、こんな暑い夏には 「バイクごと水に入りたい!」 って思いますよね。

そんなMTBライダーの夢を叶えてくれるトレイルが九州にはあるんです。それは大分県にある「滑床」トレイル。

火山の噴火に伴って出来た溶岩盤が、水の力で平坦に削られ出来た 『川の道』、それが滑床。

巨大な1枚岩の上をうっすら水が流れており、MTBでの走行が可能という世界的にも珍しいトレイルです。



前置きはこのくらいにして、実際に走って撮影したムービーをご覧ください!


どう? 楽しそうでしょ? 涼しそうでしょ? ヤバそうでしょ!!? っていうかこれはヤバイ!!!
感想は? 最高です! 初めてウィスラーを走った時に匹敵するほどの大興奮でした。


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滑床渓谷のトレイルは、九州北部のマウンテンバイカーにとっては、「夏の風物詩」と言われるほどの人気で、それこそMTB教室を体験した子供達も楽しみに来るなど、幅広いライダーに愛されている場所。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ

でも、この動画を見て、真っ先に思うのはチェーンオイルやグリスなどのバイクの油脂が川に流れ込み、魚や生態系に悪影響を与えるんじゃないか?という懸念ですよね。実は私も最初は同じように思いました。  

ガイドしてもらった九州ローカルライダーによると、滑床の場合、溶岩質の岩盤の上を少ない水量が流れているため魚類の生息は無く、よって生物への影響も比較的少ないと考えられるとの事(魚もいないから釣り人とのトラブルも無い)。なるほど。それこそ、下流域になれば他の河川と合流し、水量もグンと増えるはずですが、その流域になると生活排水の影響の方がよっぽど大きいと考えられる訳で、相対的に環境に与えるインパクトは少ないのかなと納得しました

また、水温が低いため粘度の高いグリスならば簡単には流れ出しませんし、チェーンオイルについては事前に脱脂洗浄してから持ち込めば、より一層水質への影響は減りますよね。実際、ライド後のバイクをメンテしたところ、BBやヘッドパーツではグリスはしっかりと残っていました。泥水ではないという事が、シール類を侵食しないポイントなのかも知れません。

そもそも滑床は、水量が少なく平坦な区間が多いため、農業用車両なども日常的に乗り入れていたりと、生活道路としても機能している『道』との事。 数百年前から 『道』として存在し、その歴史や時代背景を見ても自転車で乗り入れる事は何ら不自然でなく、周辺住民にも十分認知されているようです。


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というわけで、今回のトリップレポートを。
年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ

まずは、飛行機で福岡へ。
年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
今回は名古屋小牧(県営名古屋空港)から福岡行のFDA便を使いました。

輪行袋に入れたMTBも重量は15kg以内ならOK。規定によると15kg以上は1kg超過するごとに600円の追加料金。どうやら高さが80cm以内に収まると機内搭載も問題無さそう。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
ただ、重量を気にして、長いアーレンキーやドライバーなど工具類を機内持ち込みにすると、手荷物検査で引っかかり、没収(凶器になりえるとして基本的に空港で破棄)となる事がありますので、工具関係は輪行袋に入れた方が良いかも知れません。

また、エアサスやタイヤの空気圧系は(完全にじゃなくても)一応抜いておきましょう。


着替えやプロテクターなどは、Oakley toolbox2.0に入れ、ハイドレーション用にキャメルバッグを別持ちしての移動。若干不恰好かな。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ

福岡からは、車で大分の日田方面へ。九州も高速道が整備されているので、移動もスムーズ。そして、ピックアップポイントに到着し、いよいよライドの準備。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
今回は特別に九州MTBクラスタの面々にプライベートガイドをしていただきました。

メインガイドはタチミチさんで、サポートでご隠居・こばまんの3名。ゲストはwatashiさんとzono君と私nasyoの3名。ちなみに、このうち3名はウィスラー経験者というなかなかの面々。




年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
バイクは、実質今回の滑床ライド用に新調したTransition BANK。4X/DJ用フレームなのでコントロールしやすく乗りやすい!



濡れた岩場を走るという事で、タイヤは柔らかくてグリップするスローリバウンドのものがおススメ。私はKenda NEVEGAL 2.1 の全部柔らかいコンパウンドのタイヤにしました。マキシスでいうと40aとか42aくらいでしょうか。DHタイヤのお古を履いてくるのもアリですね。ただ、岩場の表面は思ったよりザラザラしているので、それなりにグリップしてくれます。ツルツルじゃないので怖がらなくても大丈夫!笑

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ

とっても大事なのはチャック付き袋での防水。カメラの予備バッテリーや、昼食のおにぎりも防水しておかないと、とても悲しい事になります。

やはりジップロック等のようなキッチン用の2重チャックのものが安心です。



また、ボトルは落下の可能性があるので、チューブで水補給ができるハイドレーションバッグがいいでしょう

1枚岩のトレイルとはいえ、所々にギャップが隠れていたりして転倒する事があるので、ニーガードとエルボーガードは必須。

私は661のEvoでしたが、水に濡れて重くなり失敗でした。ハードカップ系のものが正解ですね。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
今回、私のウェアはカジュアル気味でこんな感じ。ハーフキャップのヘルメットに、半そでジャージ+エルボーガード。トレイルライド系ショーツ+ニーガード。足元はSPDペダルですが、足つきを考えると、フラットべダル+510の方が良いですね。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
そして、カメラ装備は、ヘルメット上にアクティブ手振れ補正付きのコンデジSony TX20。チェストマウントにGoPro HD hero2。今回、GoProを実質の初導入です。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
さらに、GoProをリアのスルーアスクル近くにもマウント。おかげで迫力ある映像が撮影できました。
マウント位置はかなり良いと思うのですが、やはり振動でのブレが大きいですね。
結構強度ある金具を使ったつもりでしたが、最終的には転倒でカメラマウント金具はグニャリと曲がってしまいました。苦笑




さて、いよいよライドへ。
数十分峠をアップダウンしてトレイル入り口へ。ダブルトラックを抜けると、いよいよ渓谷へダーイブ!

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
水に浸かってきもちいい~! この日は気温30度以上と猛暑だったため、水温もそれなりに高くて丁度いい温度。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
浅瀬を水しぶきを上げて走ったり


動画にもあるフロントフリップダイブのポイントがあったり、苔で滑りそうですがウォールライドをメイクしたり


滑床には、難易度別に分けられた、劇坂上りセクションがあります。


私はコンパウンドの柔らかい新品タイヤだった事もあり、初見で『1級』のセクションもクリア! いやー結構怖かった。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
しかし、助走区間が短く、一番難易度が高い『特級』のセクションでは2回チャレンジするも撃沈・転倒。

チェストマウントしていたGoProで胸を打ちつけて悶絶。いやー、下が岩なので無理なチャレンジは危険です。おかげでNewバイクなのに、グリップもペダルもガリガリ。



年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ

いやはや、こんなにはしゃいで走ったのは久しぶり。ほんと楽しかった。



レースで早く走るでもない、過激なセクションを攻めるでもない、こんな楽しみ方もあるんだ! これもフリーライドの真髄なのかも知れません。


ライド後は美味しい九州グルメも満喫できて、とっても楽しいトリップでした。九州はホントに楽しいなー。
年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
このブログポストを見て、「私も行きたい!」って方、今週末8月19日(日)にもガイドツアーがあるようなので、九州近郊の方はもちろん、関東・東海の方もぜひ一度チャレンジしてみてください!
九州レイドシリーズのWebサイト

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#8月14日 更新
滑床ムービーのロングバージョンも追加掲載しました。約14分ありますが、ご興味ある方どうぞ御覧ください。ちなみにこの日は前日の雨で、これまでに無いくらい増水していたそうです。普段の滑床は圧倒的に水量が少ないようなので、補足しておきます。




やっぱり福井和泉は夏が最高!

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今年も7月末に福井和泉MTBパークへと行って来ました。

各所から「楽しい」や「リトルウィスラー」と称されるほどの人気で、この日も多くのライダーで賑わっていました。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
朝のコンビニで偶然再会した福井和泉ローカルのピートさんに案内いただきながら、高速コースの「V8」をラン。
年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
Gを感じながらのコーナーや縦の動きが相変わらず楽しい!

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
そして、途中から「インターセプター」コースに合流し、その後下部の「ショットガン」コースへと乗り入れ。この「V8」→「インターセプター」→「ショットガン」のルーティーンは中々美味しいとこ取りの走り方で良い感じ。

ショットガンコースの下部は新たなセクションが新設されており、上記写真のような丸太超えのジャンプもあって、なかなかアグレッシブ。

ちなみに、この丸太セクションは仮にリアタイヤがゲシっても丸太に引っかかる訳ではなく、そのまま通過できると思うので、それほど怖がる事は無いと思います。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
その後も、右へ左へとジャンプやバームライドができる3Dなセクションが続いて、とってもクリエイテイブな走りが楽しめます。こんなとこ日本には他には無いよね。まさにリトルウィスラー!


年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
搬送はトラックでドナドナ揺られながらなので、夏場は麦わら帽子とか、サングラスとか首筋を冷やす奴とかで熱中症予防に気をつけましょう。真夏における水分は軽く4リットル/人は必要だと思います。
あと、夏場に用意されたプールが最高! 冷たいプールに頭を浸ければ、暑さでボーっとした脳もキリっと冷えました。気もちぃい~!

でも、このトラック搬送が和気あいあいとしていてイイんですよね。この日も初めてお会いした方々と意気投合し、「じゃぁ一緒に走りませんか」でお友達に。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
ショットガン&インターセプター上部の高速コーナーも相変わらずのクオリティで、バームではしっかりとバイクを預ける事ができます。このコーナーのR角やバームの面の出し方も気持ちよく走る為のノウハウが詰まっていますよね。運営&コースビルダーであるMADMAXのお二人にはほんと感心してしまいます。

という訳で、この日のライドムービーはこちら


今回、初めてチェストマウント撮影にチャレンジしましたが、ハーネスの締め付けが弱かったのか、かなりカメラがブレてしまいました。なかなか難しいものですね。

反面、Sony TX20によりリアビューカメラは安定した画質。Sony TX20は風切り音も少なく、GoproHD2に比べて画質も格段良い。ホント、バッテリーの持ちの悪さ以外は完璧なんですけど笑


という訳で福井和泉。まだ、行ったことの無いかた、ぜひ一度足を運んでみてください。富士見ほどの長さはありませんが、その中身の濃さは間違いなく富士見以上ですよ!

オーダーしていた ibis mojo SL-R フレームが到着 (中間報告)

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年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
という訳で、昨年の夏にオーダーしていた ibis mojo SL-Rがようやくショップに入荷しました。

販売店のオーダーをまとめ、ibisに発注かけたのは秋だとしても約1年近く待った理由は、
やはり圧倒的にSサイズのニーズが少なく、ibisが製造行程に入らなかった為のようです。

よって日本国内に正規で入ってきたものは、わずか数本らしく、これまた希少価値のある
バイクになりそうです。

カラーはDBシルバーに、リンクパーツはアルマイトレッドをオーダー。
やっぱり写真で見るよりも本物はカッコイイ! 待った甲斐はありました。

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フレームの造形が美しいのはもちろん、塗装を含めた仕上げが綺麗。
ちょっと昔のKLEINを思い出す。(といっても私が持っているKLEIN Mantraはトレック時代ですが)

剛性もしっかり確保されてそうなBB付近のリンク部分。
そして、フレームの内側だけ白いというカラーリングもニクイね。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
取り扱い説明書はしっかりとしたブックレットになっていて

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
中面は手書きイラスト風味の説明が分かりやすく書かれている。
こういのもオーナーの所有欲をくすぐる演出でイイ。

ウィスラー行ったりするので、組み上げるのには時間が掛かりますが、今シーズン
の冬場はibis持って各地のトレイルに遠征したいものです。

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舞台は江ノ島。合唱に青春をぶつける女子高生たちの物語をNOTTVで楽しもう!

ちょっくらウィスラー行ってきます。

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年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
という訳で、今年もちょっくらウィスラーに行ってきます。

ウィスラーダウンヒルミーティングと旗を挙げたものの、骨折しちゃったり休みが合わなかったりと、最終的に一緒に行ける友人は減り、まぁいつも通りに現地のライダーと一緒に乗ろうよ的なノリに変更。するするとミーティングの旗を降ろしております笑。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
また、今年はRODEO CIRCUS (辻義人・赤澤勝)によるウィスラートレイルライドのツアーも申し込みました。
これまではバイクパークオンリーだったのですが、それこそ無数にあるトレイルの魅力も知らなければ、ウィスラー通とは言えないよね。

こちらも体験して、その雰囲気などを動画でご紹介できたらと考えています。

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今年は新しく導入したGopro2とSony TX20に加え、安定した能力のSony HX5Vの3台カメラで究極のPOV撮影にチャレンジする予定。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
Sonyのアクションカムの発売を目前にして、どちらのカメラの画質・印象が良いかも徹底比較しつつ、それぞれのカメラの長所を生かした撮影ができたらと思っています。

4年目のウィスラー。主要コースのレイアウトも記憶しているし、気合入れたライド&シュートをしてきます!
更新をきままにお待ちくださいー。

2012 JCF DHI#4 富士見のレースを観戦に

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年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
「そんな事よりお前、ウィスラーのブログはどうしたの?」 と言われそうですが、とりあえずJシリーズ第4戦の富士見パノラマへと行って来ました。

今回は特にMTBフェスタに参加される一般の方も撮影したいと思い、可能な範囲で多く撮影してみましたので、もしお知り合いの写真を見つけたら教えてあげてください。

以下、Flickrのリンクです。

■2012 JCF DHI#4 富士見 公式練習

■2012 パノラマMTBフェス(一般)

■2012 JCF DHI#4 富士見 スポーツ男子

■2012 JCF DHI#4 富士見 エキスパート

■2012 JCF DHI#4 富士見 女子(スポーツ&エリート)


■2012 JCF DHI#4 富士見 エリート男子

昔は写真撮影業者さんが参画されて、レース参加者の写真を撮影してくれたものですが、最近は個人レベルでのデジカメの普及も上がった為か、いつのまにか撮影業者さんが入られなくなりましたよね。DHの競技人口が減ったり、競技参加者の固定化などで写真を買う人はかなり少なくなったとは思いますが、なんとも残念です。

こういった形で無償公開するのは、既存の業者さんの妨害になりかねないという不安もありますが、一方ではブログやFacebookでレースレポートが拡散する事で、MTBやDH競技の認知拡大に貢献できるものと考えています。 (ただ、無償の厚意が仇となる事はよくある事なので、お気づきの点あればTwitterで私宛にDMなぞしてこっそりご指摘ください)

という訳で、ぜひお知り合いの写真を見つけたら教えてあげてください。もちろんブログやSNSの転用はOKです。ぜひ皆さんでDHスポーツの楽しさを拡散しましょう~。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
写真は門脇祥選手

今回のコースは、新設区間を含むBコースが色濃く反映されたレイアウト。
とにかく新設区間は乾燥していて、超ダスティ。でもその甲斐あって、土煙が上がってかっこいい!

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
ゴンドラ下。試走では、強い日差しと、舞い上がる埃で視界の確保も大変だったはず。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
特別昇格で今回からエリートとなった浦上太郎選手。かなり楽しく乗れている印象。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
小山航選手も、今回かなり乗れている印象でした。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
でも、ライディングを見た限り、一番キレがあると感じたのは九島勇気選手。木落とし前の根っこ区間のライン取りは一番ヤバかった。

個人的もは、この木の根(ルーツ)区間が一番の見所でした。

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同区間をクリアする静岡の藤田翔也選手

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同じく静岡の大田匠選手

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黒沢大介選手

リズムに合わせて抜重・荷重を行い、狙ったラインに新入しないと前転のリスクもあります。ここのセクションのクリアのスピードが技量の差といった感じでしょうか。


ケータ君撮影のエリート決勝での木の根(ルーツ)セクション動画をリンク。流石は決勝ライダーはスムーズですね~。いやぁすごい。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
この区間をいかにスピードに乗せたままクリアするか。女子選手も果敢に攻めています。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
その後の比較的平坦なセクションも油断すると掘れた穴にヤられてしまいます。ラインの幅もあり迷う場所。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
その後はバッフヴァフな区間。元々の腐葉土の上で、乾燥した土が蓄積しているから、タイヤがパンクしているようなボフボフ音が響いていました。


年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
土埃がスピード感を演出してくれます。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
スピードも出ている区間なので、無難に撮影できたポイントかな。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
そしてエリート男子のみの特設区間。通称「木落し」

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決勝で木落しのドロップオフに進入する、フッチーこと静岡の渕野選手。

昨年のレースでは、マッドコンディションだった事もあり転倒者が続出だったようですが、今年はドライの為に安心してライドを観戦できました。それにしても、かなりの落差のあるドロップオフです。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
丸太を乗り越え、さらに下のドロップオフへ進入です。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
かなり斜度はあるのですが、これはかなり面白そう! ここで加速して沢超えのジャンプなのですが、かなりGが掛かって気持ちよさそうです。

この木落しの区間をカッコよくライドしていた5選手を、個人的な主観でピックアップすると・・・

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
小山航選手! とにかくライドが生き生きしていて見ていて楽しかった!

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そして、優勝した清水一輝選手。この姿勢から「やべっ」という声も漏れ聞こえましたが、安定した走りでその後のジャンプ&バームもクリアしていました。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
でも、やっぱりコース脇が湧いたのは、Transitionを駆る若きヤングガンズの3人。

1人目は九州・熊本から参戦の浦上太郎選手。エリート入りしてくれたおかげで、今後のレースでの活躍も楽しみです。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
そしてやっぱり井本はじめ選手。ドロップオフなのに、明らかにバイクを引き付けて遠くへジャンプ!一人だけ異次元のランディングに観客大興奮。

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栄えある個人的ナンバーワンは、九島勇気選手。いや、ここアクション入れるところじゃ無いでしょ。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
もうバンバンに捻ってのランディング。びっくりしました。他の区間でも、この日は九島選手が一番カッコ良かったな。転倒が無かったら・・・と思うと、今後のレースも楽しみで仕方ありません。

いやー見応えあって楽しかった。



年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
エキスパート優勝でエリート復帰となる高松健二選手へ、なんともアレな祝福。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
エリート女子は末政選手が優勝。2位には中川選手、そして3位には九島あかね選手が入賞。

年に1回くらいウィスラーでMTBダウンヒルしたいなぁ
エリート男子は、清水一輝選手が優勝、2位に井出川選手、そして3位には永田選手でした。

いやーウィスラーも楽しかったけど、日本のJシリーズも楽しい!

ちなみに、今回初めて自転車を持たずに富士見パノラマに行きました。おかげで怪我もなく観戦できて正解だったかな苦笑。

ibis mojo SL-R [DB5 Silver] 完成

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ibis mojo SL-R 。念願叶って完成しました。
あまりに美しいので、傷だらけになる前にスタジオ撮影までしちゃったり。

これまでメカにあまり興味が無かった私も、エリートDHライダー 太田 匠 師匠の元で、少しだけ目利きができるようになりつつあります笑。

今回は適材適所を熟考して、SLX/XT/XTRのミックスコンポーネントと、ちょっとだけ拘ったパーツセレクトで組み上げました。フロントフォークはFox 34 Talas(26)。インナー径が32じゃ細くて剛性足りないし、36だと少し重量が気になると悩んでいたので、まさにドンピシャな製品です。13年モデルはコレが買いでしょ!

ちなみに、この状態での完成車重量は12.2Kg。140mmストロークのAMバイクとしては軽い方ですよね。まだまだ軽くできるから、11kg台はイケますね。





恐らく世界的にも本数が少ないと思われるmojo SL-RのSMサイズ。綺麗なシルバーの塗装に、赤いアルマイトのパーツでフレームをオーダーしました。塗装はほんと綺麗。リンク部品の質感も高く、一体型アッパーリンク(ロープスリンク)の造りも惚れ惚れ。
フレームとフォーク・メインのコンポは長年お世話になっているオオムラサイクル 桜橋店 [静岡県静岡市清水区]で購入しました。大村さん、いつもありがとうございます。






リアサスペンション形式は定評あるDW☆Link
組み上げは、もちろん匠の手によるもの。リンクのベアリングも適正な位置に圧入し直したりと、徹底的に精度を出してくれたおかげで、吊るしの状態よりもスムーズにサスが入力されます。カーボンリアバックで驚異的に軽いのに、とてつもない剛性でスイングアームが歪まない。精度出して組んだ事もあり、リンク周りの剛性も驚くほど高い。やっぱりこのバイクは只者じゃないね。

FOXのリアユニットは当然ながらカシマコートの13年モデル。





クランクセットはシマノ SLXをチョイス。コストパフォーマンスに優れているのはもちろんの事、床の間バイクじゃなくガンガン乗るバイクだという事をアピールしているつもり笑。ペダルは XTRのSPDペダルを、お馴染みLIFE,,, [静岡県静岡市駿河区]でゲット。

タイヤはなるおかサイクル [静岡県島田市] にて購入した、MAXXIS Minion 2.35 Fをチューブレスにして前後履き。60aのコンパウンドはトレイルライドから下り系常設コースまで幅広くカバーしてくれそう。私は、とにかくミニオンのフロントに絶大なる信頼を寄せてます。


リアディレイラーはチェーンスタビライザーを装備したXT。mojo SL-Rの場合チェーンデバイスの装着が難しいけど、スタビライザーONの効果で、チェーンが外れないと期待。シフター関係もXT。チェーンだけは見栄えも含めてDURA-ACEグレードのチタンコーティングのものにしています。




ハードなダウンヒルには使わない(まぁ富士見のAコースくらいは楽勝で下れるはずだけど)予定なので、ブレーキもSLXに。放熱フィンも付いてるし、レバーのリーチも調整できるし、何の不自由も無いですよね。ディスクブレーキのローターは軽さとデザインでAvidのHSX Rotor (F:180mm R160mm)に。




ステムはCLEAT BICYCLE [福岡県福岡市] さんに立ち寄った時に購入したEaston HAVEN。AMバイクならコレでしょ!という店長増永さんオススメをそのまま受け入れてセレクトです。

ハンドルバーはブライアン・ロープスを真似てENVEに。しかも“あえて”ライズの無いスイープバーを選びました。が、やっぱりそのままじゃ少し低い・・・。カラーでステムの位置を上げてますがカッコ悪いなぁ。ここだけ要改善かな。

グリップは、Jun NAKATA氏がオススメしてくれたESIのシリコングリップ Racer's Edgeをチョイス。これ、握ってると体温などで手のひらの形に馴染んで変形してくれるらしく、握り心地が最高。昔から売っているようですが、今キテるアイテムの一つかも?






ヘッドパーツはこれまたロープスのバイクを真似てKINGを投入。購入はグァバジェリー [東京都世田谷区] にて。ibisに適合するのは、KINGのヘッドパーツでもINSET3という少し珍しいモデルでしたが在庫があり助かった~。KINGのパーツも豊富に在庫してあるguava jellyは凄いね。朝野さん、ありがとうございました。


そして、目玉がホイールセット。重力技研 [群馬県前橋市] 萩原さんによる、Mavic XM819チューブレスリムのアルマイトレッドホイール。ガンガン乗るならMavicのリムがいいな、でも黒しか無くて寂しいなと悩んでいた時にTwitterでアルマイト カスタムができる事を知り、そのままオーダー。Twitterって本当にマーケティングに有効ですね笑。
これリムの下処理どうしてるんだろう?というくらい綺麗な発色で期待以上。Mavicのデカールも完璧に再現されていて、文句無い仕上り。


i9インダストリーナインの高級ハブ+ブラウンのイオンスポークを選んで、差し色にゴールドスポークを2本投入し組み上げてもらいました。
狙い通りに上品ながらも華やかな足回りになりましたね。お値段も張りましたが、軽くて最高です。


配色のテーマは、赤と黒。フレームのトライアングルを邪魔しないよう、フォークやサドルなどはブラックアウトさせるという考えです。
我ながら、なかなか締まって格好いいバイクに仕上がったなと満足しています笑

今年はこのバイクで色々なトレイルに足を運びたいなと考えていますー。みなさん是非誘ってね。

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世田谷アドレス/新宿・渋谷・吉祥寺が生活圏/明るい南向中心の配棟プラン

スタジオ撮影は快適だった。

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先日行ったNewバイクのスタジオ撮影ですが、いやー改めてビックリするような仕上りです。
とても自分でシャッターを切ったとは思えない笑

スタジオ撮影
こんな感じで照明をセットしてもらっていました。
ただ、背景も含めて、あまり広さに余裕が無かったので、背景の紙にも光が届いてしまいます。
悩んだのですが、まぁ、それも背景の味として許容する事としました。

露出設定などを合わせたら、あとはただシャッターを切るだけ。正味30分程度で終了でした笑

アクリル棒で支えてみた
バイクの固定は、Twitterでプロの方々に教えてもらった、「アクリル棒をBB付近に固定する手法」をチャレンジしましたが、どーにも上手に収まらなかったので、結局長いアクリル棒をサドル付近に引っ掛けて立たせました。まぁ、どうせPhotoshopで消せばいいよね、という事で。

スタジオ設備での撮影は快適
今回ご厚意でスタジオを貸していただいたのは、長年仕事で付き合いのあるカメラマンの新スタジオ。とても綺麗で、拘りのオーディオも揃っていて、いやー、羨ましい。

倉庫兼・作業場兼・写真スタジオになるような倉庫欲しいなー。プレハブ物置でもいいから、快適なスペースが欲しくなってしまった。


Intesne M9 FRO "Midnight Purple" custom paint

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INTENSE M9 FROをカスタムペイントして、各部のパーツもアップデート。
太田匠チューンも施されて、完全に別物のバイクに進化してしまいました。

新しいカラーは "Midnight Purple / ミッドナイトパープル" とでも呼んでください笑


上記写真が1年半前に組んだ時のM9。クロームブラックのフレームが最高にカッコ良かったのですが、富士見やウィスラーでのライドで、かなりガタが出てきまして、ベアリング交換を含めてオーバーホールが必要なタイミングでした。

どうせ全てバラすなら、違う色にしてみようと思い立ち、相談したのがToxic Works/トキシックワークス [静岡市葵区七間町] 店長の間宮さん。


ToxicWorksさんはBMXやピスト・ストリート系といったカスタムバイクに強いお店で、塗装を含めたオシャレな相談に気軽に乗ってくれます。


見てくださいよ!この艶(アデ)やかな色とツヤ。見る角度によって青にも紫にも見えて、非常に奥深いカラーです。
富士見で会う人皆から「いい色ですねぇ」と褒められます。
そうでしょ~、そうでしょ~、私は仕事柄 色彩検定2級なので、色には細かいのです(カンケー無いか笑)


実は今回のカラーオーダーでは、第五世代のiPod nano パープルを色見本として預け、その質感の再現をお願いしました。

このiPodの塗装もブルーとパープルの中間となる奥深いカラーで、メタリック塗装では無いのにキラキラと輝いていて鮮やかに発色しているのです。
当然ながら、塗装の見本帳にも全く同じ色は無かった為、iPodを預けての塗装依頼としました。

Untitled
そうして仕上がってきた塗装フレームがこれ! いや素晴らしい! 正直なところ、ここまで再現されるとは思いませんでした。聞いたところによると、一度シルバーで下地塗装した後に調色したクリアーパープルを何層にも吹いているとの事。アルミの地肌に直接塗装するキャンディー系のINTENSE純正カラーとは違い、上品な輝きで美しい。大満足です。

本当は耐久性を考えてパウダーコート(粉体塗装)にしようか迷いましたが、価格が高かったり塗膜が厚くなりすぎたりするのも心配だったので、通常のリキッドペイントにしましたが、この発色を見たら正解だったな。そもそもダウンヒルで使えばスグに傷付きますしね。

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塗装の際には、フレームを全てバラし、余計なヘッドバッジやデカール外しをして、前三角とリア三角のフレームだけの状態で持込みましたが、塗装剥離とベアリング部分等の細かいマスキングを含めて約3万円~と非常にリーズナブル!

フレーム形状やマスキングの難易度・指定色などにより金額は上下するそうですが、それでも想像しているより安価にお願いできそうです。(念のため:塗装は外注です)ご興味ある方はToxic Worksさんに相談してみては?  「Intesneの人のブログを見た」とでも伝えていただければ快く応対いただけると思います笑

#ダウンヒラーの場合、塗装に出す前にフレームの気になる箇所の塗装を剥離して、クラック(ひび割れ)が無いかを事前に確認する事をオススメします。

フレームのデカールはもちろんINTENSEの正規取扱店 LIFE,,,[静岡県静岡市駿河区]でオーダー。嬉しい事にM9のフレームデカールは意外と安いんです。デカールをそのまま貼ると、せっかくの塗装面が大幅に隠れてしまうので、ダウンチューブ下に貼る"INTENSE"の文字をトップチューブに貼ってみました。少しM6っぽくていいね。

フレームの塗装に合わせて、E13のチェーンリングもパープルに。サドルもクロマグのLYNX DT ブラックに変更。色合い変えただけで、かなり締まった端正なイメージになったな。
リアメカは以前に変えたZeeで、クランクセットもZeeに揃えました。シートポストやステムも変更して軽量化にも成功。

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私のM9は色が変わっただけではありません。
Top20のエリート DHライダー兼スーパーメカニックの太田匠 選手によってチューンされたリアサスが凄いのです。

ibisの記事でも触れましたが、とにかくリンク・ベアリングの精度を追求して組み上げたうえ、剛性をUPさせる為にリンク内に○○を追加したり、○○には○○したりと(要は私が良く分かってないのですが)、とにかく真っ直ぐにサスペンションユニットが入力を受けるようにチューンされました。

リニューアルしたM9のシェイクダウンは驚きの連続。富士見でのDHは2ヶ月ぶりなのに、スピードが出る出る。とにかく路面からの入力が格段にマイルドになって、初期から奥までサスが良く働く。富士見Aコースのシュインコーナーではノーブレーキで進入しても、全く怖くない。少し大袈裟だけど、まるでロールスに乗っているかのような乗り心地。更にサスの動きで加速し、バイクが前へ前へと進んでゆきます。

これまでは、どちらかというと低めのハンドルバーで前乗りを意識していましたが、ここまでリアサスが働いてくれると、後ろにしっかり加重した方がバイクも安定するし、コーナーでも踏ん張れますね。シェイクダウンの1本で、前乗りを卒業する事を決意しました。

写真にあるシートポスト・サドル・ステムに変更し、高めのサドルにドカっと座り加重を掛ける乗り方にしたら、これまたイイ。富士見Cコースの浮き砂利気味なフラットコーナーなどでも、明らかに速くなりました。

リアのFOXのユニットはスプリングも変えていないし、オーバーホールだってしていないのにこの良さですよ。バイク本来の性能を引き出す「チューニング(調整・調律)」とは、まさにこの事。

180mmのシングルクラウンフォークは気に入っているのですが、完全にリアサスに負けてしまっているので、来期は200mmのダブルクラウンフォークにしないとバランス取れないですね。

更には、初代セイントの前後ハブもそろそろ寿命なので、

塗装したカラーにピッタリなKINGの限定ハブも買わないといけないなー。高いなぁ。


物欲はこの秋で終了する予定だったのに・・・。良い物を知ってしまうと、後には戻れない怖さがありますね笑

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Toxic Worksさんが出てきたので、あわせてご紹介していのが、オリジナルのゴンドラパスケース。


全て店長の間宮さんがミシンでハンドメイドされていて


こんな風に富士見のゴンドラ券を、2つに折りたたんでケースに入れて

ハンドルバーに巻きつけて使います。
ゴーグルのバンドに留めてベロベロになる事もなく、スマートでクールですよね。

お値段確か2,000円しなかったと記憶してます (1,500円だったかな?) ゲレンデシーズンのオープンに向け、静岡にお越しのライダーはToxic Worksさんでパスケースをゲットしておく事をオススメします笑

#注:ホントに買いに行く場合は、事前にお店に電話して在庫確認される事をオススメします。ハンドメイドなので売り切れている場合もありますので。

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ibis mojo SL-Rをシェイクダウンしての印象

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肝心なレポートが漏れていました。ibis mojo SL-Rのシェイクダウンレポートin富士見です。

跨って乗った印象は、とても素直で乗りやすい。このフィーリング大事。ハンドルバーをフラットなスイープバーにしたのは、少しだけ後悔。カラーでステムの位置をすこし高くしないと、しっくり来ないから。でも、これは慣れの問題かも知れません。

リアストロークは140mmの為、設計上は140mmのフォークがマッチするとされていますが、Fox34の160mmをインストールしている為、ヘッドアングルは少だけ寝ています。が、元々ダウンヒルバイクに乗り慣れているから全く違和感ありません。むしろ、フォークのストロークを120mmに縮めると、今度はヘッド角が立ちすぎて、かなり乗りにくくなる印象。

元々がトレイルでのライドが前提のオールマウンテンバイクなので、下り寄りに使うなら、リアストロークが160mmある ibis mojo HDをセレクトすべきですね。 mojo HD + Fox34 160mmの組み合わせに、俄然興味が湧いてしまいました。

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シェイクダウンライドは、富士見パノラマのAコースやCコース。

フレーム剛性の高さは、流石今の世代のカーボンバイクです。富士見のAコースをDHバイク並に走っても不安感が無いほど。2005年モデルのキャノンデール プロフェット(140mmストローク+Lefty)も保有していますが、比べ物にならないくらい時代って進化してるんですね。

フロントフォークも34mmという絶妙な太さのインナー径のおかげで、下りに伴う不安もそれほどありません。ただ、15mmスルーでは無く、20mmスルーなら、更に良かっただろうにと思いました。それくらいリア剛性が高いです。

ちなみに、フロントフォークは、2013年モデルのFOX 34 TALAS 160mmですが、Foxによるiphoneアプリでセッティングすると、かなり固めにエア圧をセットさせられちゃいますね。最初の1本目に、どーも腕上がりするなと思ったら、Fフォークが1/2も動いていませんでした。Aコースで動かないんだから、トレイルじゃ全くストロークしない恐れがありました。アプリでのセッティング、何かを間違えているのかな? とにかく、自分の経験でセッティングする事の大切さを改めて確認。

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セッティングも落ち着いてきて、CコースやAコースを快走し始めると、いやー軽くてヒラヒラと乗れて楽しい。しかも剛性不足のような怖さ・不安感は無いし、バイクが軽いがゆえに出来るコントロールの自由さに感動です。もちろん、絶対的なサスペンションの動きはダウンヒルバイクに比べて少ないのですが、剛性が確保されている為に、サスがしっかりと仕事をしてくれるのが分かります。ダンピングも効いているので、高速で走るほどに楽になる。

これって、コースによってはDHバイクよりも速いかも? と思える場面もある程でした。軽いからジャンプの飛距離も伸びて、飛びすぎたりして、ハハ、これは楽しい! まさにこんなバイクが欲しかった。






これなら、ダウンヒルバイクを駆るエリートライダーにもついて行ける!と思い始めた矢先に、富士見Aコース中盤のテーブルトップで飛びすぎ、尖った岩の上にランディング。「パーン」という快音と共に、リアのチューブレスタイヤがパンクし、7mほどリム走行をメイク。

新品リムが傷だらけですよ。もうショックのあまり泣き顔でした(苦笑
#傷ついたリムは耐水ペーパーで傷をスムーズにして、とりあえずは無事でした。

やはり、オールマウンテンバイクでは、無理せず富士見Cコースや里山トレイルを楽しむのが正しい乗り方、ですかね~?

2012 JAGAROUND 福井和泉の参加レポ

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ネタを沢山眠らせたままでしたので、久々ブログ更新です。

まずは、2012年10月27日、28日と福井和泉MTBパークで行われたJAGAROUND (ジャガラウンド)に行って参りました。

2011年の初回大会は九州出張が重なり行けず残念でしたが、この時に九州のNセンセ(当時)とお会いできたので、実りある出張ではありましたが(笑

このJAGAROUNDを一言でまとめると、
INTENSEやYETI、PIVOT等を扱う代理店ファンファンシー(FFC)と福井和泉MTBパーク主催による、下り系レース&ビッグジャンプセッション&BMXフラットランドショーをゴキゲンに楽しめるフェスって感じかな。

YETIやPIVOT、MARINといった海外ライダーも招待され、関西を中心とした下り系のトップライダーも集まる事から、ローカルレースとはいえ、日本最高クラスのパフォーマンス見られるイベントですね。

1日目は、デュアルスラローム競技と、招待ライダーによるジャンプセッション、そしてBMXフラットランドショーケースが行われました。雰囲気は動画でどうぞ。



#注:ちなみに会場ではもっとカッコイイ曲が掛かっていました。DJクルーと超巨大スピーカーによって会場は常にノリノリのフェス会場のよう。音がヤバかった。あれ自作スピーカーだって。スゲー。

ジャンプセッションは、この日のために作られた巨大キャニオンでのジャンプをはじめ、ビッグキッカーで招待選手が次々に魅せてくれます。みんな踏み切りのタイミングを掴むと、どんどん技が入ってくる。日本ライダーも負けずに、ウイップの角度もどんどん入って盛り上がる。アンドリュー・テイラーのバックフリップで盛り上がりもピークに。



デュアルスラロームは、九島勇気選手が見事優勝! 2位には荒金選手、そして3位にPIVOTのバーナード選手がランクイン。いやートップ選手による手に汗握る接戦を間近で観戦できて最高でした。


優勝した九島選手は、もう終始キレキレ。バーナード選手とも接戦のうえ競り勝つほど。もちろんバーナード選手も、ビッグキッカーでのセッションからサービス満点。翌日のダウンヒルでもかなり頑張ってましたし、こういった日本のレースでも手を抜かずに走ってくれる姿を見ると嬉しくなりますね。


バーナード選手のPIVOT Mach 4Xもめちゃくちゃカッコイイ

ウィスラー帰りのガッキーこと下垣大樹選手の走りもエネルギッシュでキレがあった。あの転倒が無ければ、もしかして決勝は・・・と思うと、来年も楽しみになってきます。



何が楽しいって、デュアルのコースが素晴らしいのです。



この映像にもあるようにバランス良く・リズム良く・バームは大きく配されているので、走っても観戦しても楽しいのです。兼ねてより、MADMAXのお二人が作るコースは日本一だと思っていますが、あのデュアルコースを走る為だけに、福井和泉に足を運ぶ価値ありますよ。

私自信のレースは、初戦で当たったRINGOROADのエリートDHライダー Fujiiさんに、スタートから出遅れ完敗でしたが、ゴール後交わすハイファイブでも分かるように、とても楽しい雰囲気でした。来年はフルサスでリベンジだなー。

そして、デュアルスラロームのレース終了後は、ARESBIKES(アーレスバイクス)によるBMXフラットランド ショーケース。私はストリートには全く顔を出さないので、フラット見るのも久々でしたが、いやはや世界レベルはやっぱりスゴイね。森崎ヒロ君とか、技も凄いし筋肉も凄いしナイス・ガイだしでヤバい。一気にファンになった。

同じ自転車でも、ダートジャンプやBMXなど他ジャンルのライダーの走りも楽しめるのが、JAGOROUNDの良いところ。会場もコンパクトにまとまっているから、移動も大変じゃないしね。

夜は福井和泉ローカルな方々と一緒に鍋を囲ませていただき、至福のうちに初日を終える事ができました。

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ダウンヒルのレースDayである翌朝は、予報通りの雨。


ビューティフルに塗装したばかりのM9が傷だらけになるのは心が痛むけど、そこはレース。レインウエアに身を包んで、冷たい雨の中を走ります。


結果は、遅くもなく、早くもない何とも微妙なカンジではありましたが、とりあえず転倒はせず。課題としては、「ローカルレースだからと油断せず、ちゃんとマッドタイヤを用意しよう」という事でしょうか。


こうして二日間のJAGAROUNDを終えたのですが、これまでのレースとは違った充足感がありましたね。特にデュアルの観戦は面白い! 4Xよりも確実に面白くて見応えあるので、トータルの印象が強く残りました。来年も開催されれば、是非とも足を運びたいと思います。


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「MTBはトレイルが全て」

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写真は2012年の秋に参加した「九州レイドシリーズ」での一枚。
どうですか、この黄金の絨毯のようなトレイルは。まるで日本じゃないみたいなロケーション。

ここは、熊本 阿蘇周辺の山々で、生い茂る木々が無く、一面に草原が広がっています。
こんな風に植生が全く違う地域のトレイルライドは本当に素晴らしいものです。

「MTBはトレイルが全て」

有名なMTBフィルムでもこう言われていますが、本当ですよね。

私が常々提案したいのは、自分の住むエリアから遠く足を伸ばし、新しいトレイルでライドする事。
サイクルツーリズムならぬトレイルツーリズム。

トレイルを求めて日本各地へ、そして海外へ。

MTBと一緒の旅は、きっと豊かなライディング経験になりますよ。

私もこの冬は各地のトレイルへと赴きたいと思っています。


#1年ぶりにブログ更新してみたら、なんかチグハグしてるぜ。




MTBとフランス車と私の関係=プジョー508SW(2台目)

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マウンテンバイクのDHが趣味の私が、あえて選んだステーションワゴン。
それがフランス車のPEUGEOT 508SW

私の住む静岡から富士見パノラマまでの道のりは、峠を越える必要がある為、
ワインディングでも快適なドライブが出来る車を探した結果でした。

圧倒的に車載能力は低いのですが、ヒッチメンバーを取り付け、KuatのDHバイク
対応サイクルキャリアを付ける事で、フォーマルにも、アクティブにも活用でき
るマルチパーパスな車となりました。


ブラックベースにメタリックプラウンが入ったような「ビスター」カラーは
夜の街にも映える素敵な一台です。

しかし、1年乗って、少し飽きてきたのも事実。


それじゃぁという事で、パールホワイトの1stアニバーサリーモデルへと乗り換え
る事となりました。 

(乗り換えた経緯をずいぶん端折っていますが、心の傷なので、そっとしておいて~笑)

周りからは、なぜ自動ブレーキが付いた車にしなかったのか?
なぜBMWの320dにしなかったのか。同じ車にするなんて、アホなのか?
と突っ込まれましたが、1年乗ってPEUGEOT 508の魅力に取り憑かれていたのも事実。

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ここで改めてPEUGEOT 508SWの良さを記すと

1,プジョー・シトロエングループ共通理念なのか、運転席からの視界が広く運転しやすい。

これは、BMWやAudi、VW等との比較ですが、背が低い私の場合、ダッシュボードの高さが
低いプジョーは非常に好印象でした。運転席に座った瞬間に馴染んだ感覚は大事なので。


2,流麗なデザインは、フランス車ならでは

PEUGEOT 508SWのシンプルで伸びやかなラインは、ステーションワゴンの中でもかなり
高いレベルの造形だと思っています。何より、不人気車だから街でも見かける事が少ない。

リアビューも綺麗に絞りこまれた小尻になっています。テールランプ類の造形もシンプルで、ラインに破綻がありません。


3,程よい動力性能

大柄なボディと長いホイールベースで乗り心地は良好。最近は、いわゆる猫脚と呼ばれるような
やわらかいサスペンションではなく、ドイツ車風の硬質なテイストですが、それでも長距離の
ドライブでも疲れません。1.6リッターのエンジンも必要にして十分なパワーを備えており、
ひとたびアクセルを踏み込めば、心躍るサウンドに酔いしれます。

4,日本人の体格にも合ってる? 座り心地の良いシート

これもフランス車の特徴でしょうか。シートのホールドもタイトすぎず、私はとても座りやすい
なと感心してしまいます。これがドイツ車だと、座面が長くて身長が短い私にはちょっと無理
がある姿勢になってしまいます。


以上が、私がプジョーに乗り続ける決断をしたポイントでしょうか。
はい、はっきり言ってただの自己肯定です。

もちろん工業製品として見れば、ドイツ車のレベルが相対的に高い事は承知していますが、
いい加減な性格の私がドイツ車に乗ることに違和感を感じてしまったのです。
車も服や靴と同じで、オーナーの波長に合うかも大切ですよね。

うまく言葉に出来ませんが、徐々にフランス車の魅力が分かってきたのかも知れませんね。


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同じクルマなので、当然ながらヒッチメンバーも流用して、ヒッチキャリアを装着。

シルバー&ホワイトのibis mojo SL-Rとのマッチングも最高ですね。

今回は更にルーフのサイクルキャリアも追加してみました。
ロードバイクや軽量なバイク用としてTHULE のPro-Ride 591を2つ装着

ロードツーリングの時には、ツールのサポートカーのような風貌にもなりますね。

大型グラスルーフからは、屋根のバイクもしっかり視認できるので、固定が外れて
いないかも確認できて安心です。


このルーフキャリアとヒッチキャリアの合わせ技で、自転車4台の積載が可能に。
子どもたちの成長にあわせ自転車が増えても、ルーフに積めば問題なし。イエア!

見事、家族4人と、MTB4台、そしてキャンプ用具を車載する事も成功。

ミニバンやワンボックスじゃなくても家族でDHを満喫できる訳ですよ。無理じゃ無いんですよ、

スライドドアの車なんて要らないんですよ! と、ウチの奥さんに言い放ってやりましたよ。ええ。


もちろん、ルーフに積んだりヒッチキャリアに積めば、空気抵抗は半端なくて風切り音も大きく
なにより燃費がかなり低下します。そして、万が一の落下による事故のリスクもありますので
万人にオススメするものではありませんが、一つのポリシーを持ったスタイルとして皆さんにご紹介させていただきました。


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でもね、ホントはね、WVのシャランか、ホンダの新型オデッセイが最高に良いと思います! 

富士見に来ているVWシャランを何台も見掛けますが、いつも切望の眼差しで見ているのはナイショです。

あとは、ヒッチキャリアもやっぱりSUVが抜群に似合うと思います。
イヴォーグにヒッチキャリアとか最高にカッコイイと思います。いいなー イヴォーグ欲しいなぁ。

日本マウンテンバイク協会公認 MTBインストラクターになりました

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少し前、2013年の事ではありますが、MTBの普及拡大の為に役立とうと思い、日本マウンテンバイク協会公認のインストラクターになりました。

気がつけば、MTB歴も15年を越え、下り系の技術面では(比較的)上級者になっていました。一方でMTB業界を見渡すと走る場所であるトレイルが不足していて、子供達に安心してMTBを楽しんでもらえる環境が無い事に気が付きます。

しかし、日本各地の里山は地権者が複雑に分かれており、なかなか一筋縄では物事は進みません。調べてゆくと、行政や企業が管理している山林や、個人所有の山林など、地権者の了解を取り付けるのはもちろん、周辺住民の方々にも受け入れていただけるよう十分な説明とコミュニケーションが必要だと感じました。

そこで、無名の私でも活動を行えるよう、『日本マウンテンバイク協会公認インストラクター』という、トレイル活動の素地となる肩書が欲しくなった訳であります。




インストラクター取得までの流れは、JMA主催による事前のインストラクター・指導員養成講習を受ける事から始まります。

私の時には2012年12月に伊豆修善寺サイクルスポーツセンターにて、JMAの方々からインストラクションに関するイロハを叩き込んでいただきました。初心者の方にも分かりやすい指導法とは何か? 安全管理はどうするべきかを改めて学びます。




その後は、試験に出るであろう自転車操作技術の練習を行いつつ、地元の消防署にて救命講習を受講して、受験に必要な救命講習修了証を交付してもらいます。

そして迎えた2013年2月。千葉の幕張臨海公園にて2日間に渡るインストラクターの試験です。

研修兼試験会場では、インストラクターとして必要な知識を問われる筆記試験を行い、その後は面接試験も行われました。ここでは純粋な試験だけでなく、JMAの諸先輩方から各地で行われている活動の情報も教えていただき、同じMTBの普及を志す熱い熱い思いを共有する事ができました。いやほんと、ここでの語らいは皆さんアツくて盛り上がったなぁ。

翌日は朝から実技試験が待受けます。詳しい内容は差し控えますが、これが意外と難しくて緊張してしまう場面も。今後インストラクターを目指す方には十分な練習をオススメします。笑

という訳で、私の試験結果は無事合格となり、2013年度よりインストラクター・公認普及員としての活動をスタートいたしました。

現在は、トレイル開拓プロジェクトとして、静岡県静岡市清水区にあるMTB専用フィールド 『S-TRAIL』の中心メンバーの1人として、トレイル周辺自治会への説明プレゼンを実施したり、トレイル造成作業に携わっています。

ちなみにこの『S-TRAIL』。上級者だけでなく、初級者~中級者の方でも楽しめるトレイルラインがありますので、そちらも充実させたいですね。8歳の我が子でも十分に楽しめるフィールドですよ。

そして今後は初級者・中級者の方はもちろん、子供達へのスクールを実施したいと考えております。企画事務系サラリーマンというプレゼン能力を活かして、“理解しやすく短時間でライディングのセオリーを吸収できる” スクーリングを実施したいなと構想中です。

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なぜ私はDHエリートクラスに昇格したいのか? ブログタイトル変更の意味

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お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、ブログのタイトルに「エリートライダーを目指す」という文言を追加しました。


このエリートクラスとは、日本のMTBレースにおける最高峰カテゴリーの事です。MTBのレースカテゴリを簡単にご説明すると、

■一般/ビギナークラス・・・初めてレースに参加する方向け。JCFやJMAといった競技連盟への登録も不要で、気軽に参加できるクラス

■スポートクラス・・・JMAへの登録が必要で、ジャパンシリーズ戦にチャレンジする際に、最初にトライするクラス

■エキスパートクラス・・・JMAに加えJCFへの登録も必要なスポーツクラスの上位選手が昇格するカテゴリー。経験豊富なライダーも多く、エリート昇格を目指して切磋琢磨している方々が多いクラス

■エリートクラス・・・プロライダーも在籍するトップカテゴリ。レースではエリートクラスのみ予選が行われ、上位30名の選手が決勝レースへと進出できる。エリートクラスの決勝に進出する事は、DHレーサーの憧れとも言えます。


とまぁ、エリートクラスで走る事は、文字とおり日本のトップ選手達と競うことになり、その注目も俄然高まる訳です。


しかし、MTBを楽しむためには、何もレース参加しなくても十分に楽しめますし、ましてやエリートなんて目指す必要は無いのでは? なんて思う方もいらっしゃるかと思います。

それでも私はエリートに昇格したいのです。

何故か。

その理由は3つあります。


1、怪我をせず安全に走るためのライディング技術向上のため

やはりファンライドだけでは、我流の乗り方になってしまい、最新のバイクに合わせた、最新のライドを追求する事ができません。ヘッドアングルが寝て、サスの性能も大幅に向上している昨今のDHバイクを乗りこなすためには、ポジションの追求や荷重の掛け方など、トップライダーのフィードバックを貪欲に取り入れて、自分の乗り方を向上させる必要があります。この技術向上が結果的に安全で確実なライディングスキルの獲得に繋がるのです。


2、インストラクターとしての経歴・実績を付けるため

これは至極単純。インストラクターとして活動する事を考えた場合、エリートクラスライダーという肩書は説得力を増してくれます。もちろん、自身がエリートを目指す過程で身につけたノウハウやライドのコツを、初級者・中級者の方に教える際にも役立ちます。
エリートライダー達が吟味する走行ラインは何処か? なぜそのラインに進入するのか? その為にはどこで抜重しているのか? バイクの向きを大きく変えるクリッピングポイントは何処か? 自身が乗れるか乗れないかで、ライン取りの考え方も大きく異なります。


3、トップライダーの超絶素晴らしいライドを、真後ろで楽しむため!!!!

そして、メインがこれ。これですよ。MTB DHのファンの私は何が好きかというと、トップライダー達の華麗なるライン取りを見たいのです。

「えー!! そこから進入するの?! えーそこ飛んじゃうの!? えー!そこ当て込むの?」

といった、超絶なライドを間近で見たいのです。何処が特等席か? そんなもん真後ろに決まっています。自分はカッコイイジャンプなんて出来なくてもいいんです。ただ近くで「うひゃ~! カッコイイ」と叫びながら乗りたいのです。

その為にも、トップライダー達のライドに付いていけるスピードを身につけなければなりません。エリートを目指す目的としては、安全に早く走れるスキルを身につける事が最重要となるわけです。


これは以前にウィスラー バイクパークで九島賛汰選手と一緒にライドしてもらった時の動画です。



テーブルトップを右へ左へ華麗にウイップを入れながら楽しそうにライドしてくれて、後ろの私は大興奮。至福のライドでした。

他にもウィスラーでは、ジンヤ君の後ろも走らせてもらい、こちらもスクラブを入れながらの華麗なライドにウットリでした。

でも、ライドのスキルが低い私は、付いていくのが精一杯。ペダリングを入れないと、どんどん離されてしまい、とても、とても悲しくなるのです。


そしてこちらは昨年の7月。青木プロ、永田プロ、太田師匠といったメンバーでの富士見Aコースのトレイン。



この時も、どんどん離されてしまって全く追い付けないのです。永田プロの長い手足を使ったヒラリヒラリとしたアグレッシブなライドをもっと見たいのに、離れてしまう悲しさ。

もうこれは、自分もエリート目指して、エリートライダー達と一緒に練習ライドできる立場になるしか無いのです。35歳を過ぎても、どんどんライドの技術が向上するのはとても楽しいですしね。

という訳で、2013年よりスポーツクラスに登録して、絶賛レース参戦を続けています。しかし、残念ながらエキスパートクラスへの昇格が叶わなかったので、2014年もスポーツからコツコツ努力を重ねます。はい。

怪我の功名

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エリートクラスへの昇格を目指し、レースや練習に勤しんでいた2013年の夏ですが、ついにその日はやってきました。そう、転倒による骨折です。左肩上腕骨 骨頭をポッキーしました。



私はこれまでの約15年のMTBキャリアにおいて、生活に支障が出るレベルの骨折をした事が無いのが自慢でした。例えば、滑りやすいコーナーでは綺麗にリーンアウトフォームをとり、仮に車輪がスリップダウンしてもすぐに体制を立て直す事に注力するなど、転ばない走りに徹していたのです。まぁ、カメラを頭につけている事も多く、転べなかったと言うべきかも知れませんが・・・。

しかし、技術の上達によりメキメキUPする速度に酔いしれ、自制する心を失っていました。いわゆる調子に乗っていた訳です。前回のブログ記事では「安全に走る為に技術向上を~」なんて高らかに謳っていたのに、あっさりとその安全マージンを超えちゃった訳です。

その日、7月14日は友人らと富士見パノラマで練習中。連休の中日という事もあり、多くのライダーが富士見でのライドを楽しんでいました。私も妻と子供二人を連れてキャンプ&ライドを実践する微笑ましい休日のはずでした。

午後になり調子もUPし、Bコースをスピードを出して走行していたところ、着地点にある切り株に気を取られバランスを崩して転倒してしまったのです。まぁこんな感じ(閲覧注意)



ハンドルバーにマウントしていたGoproがはじき飛び、たまたま上を向いて落下。後続の友人がすぐに駆け寄れず、立ちすくむほどの転倒だったそうです。こんな映像まで撮れてるなんてミラクル!

友人らがすぐにパノラマ パトロールを呼んでくれ、さっそく怪我のチェックに。でもお気に入りのジャージやプロテクターをハサミで切られるのがイヤで、必死で脱いだのはここだけの話。
助けていただいた友人や、パノラマパトロールの皆様に、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

みなさんもオーバースピードは怪我のもとなので気をつけましょう! 特に自分よりも速いライダーに無理に付いて行こうとするのは危険ですね。また、午後や夕方になり、速度に体が慣れてきた頃も要注意。視覚からの映像を処理する神経伝達の処理スピードが上がる一方で、肉体的には疲れが蓄積していますので、コントロールが効かず転倒というパターンも多くあります。

ダウンヒルをはじめとする下り系ライドは、「セルフコントロール ジェットコースター (by 辻義人さん-ロデオサーカス)」なので、自分でコントロールできる速度に留めるよう自制する心が大切です。あくまで自己責任です。

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応急処置を施していただき、パトロールの4輪バギーで駐車場まで送っていただくと、そこへ妻が・・・。怒られるかな~?と思いきや、痛々しい旦那の姿を見て大爆笑。帰りの車も運転してくれるし、ほんと良い奥さんをもらったぜ。

とまぁ、骨折はしたのですが、幸い上腕骨の周辺は鎖骨にくらべて血流の量も多く、自然治癒で6週間完全固定という診断に。手術してチタンボルトを導入すれば圧倒的に固定は速いと思いますが、手術の為の入院と、抜釘の為の入院により会社を休むことを天秤にはかり、自然治癒を選択しました。

このため、通院の為に1日だけお休みをいただき、翌日からは元気に出勤。腕を固定したままでもキーボードはタッチタイプできたので、仕事への支障も最小限でした。仕事がデスクワークだったというのも不幸中の幸いですが、このおかげで会社や職場評価もそれほど下がらずに済みました。

よって私の中では大怪我の部類に入らない、中怪我という判定となった訳であります。

とはいえ、9月に予定していたウィスラー行きはキャンセルに。そして、JシリーズのDHレース参戦も諦めざるをえなくなり、エキスパートクラス昇格も潰えてしまいました。やっぱり怪我は残念ですよね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方で、初めて本格的な骨折をした事で、自身の肉体と向き合う機会が出来たのは良い出来事でした。

骨折した直後は、患部が腫れて熱を持ちますが、これも骨折を治すための自然反応の一つなんですよね。体温を上げて免疫・治癒細胞の活動を活発にさせているのはもちろん、腫れにより組織が骨を保持してくれているのが良くわかります。



また、折れた骨で筋肉組織が傷つき、内出血が腕や肩や背中まで広がりますが、同時にリンパ液が患部や腕の周辺に溜まります。プールに体が浮くのと同じく、リンパ液で組織周辺の負担を減らしてくれているんだな~と思うと、一生懸命体が頑張ってくれているのが把握できます。

しかし、骨折して4日~1周間ほどの間は、溜まる一方のリンパ液により腕がパンパンにむくんでしまいます。体の内圧が増して、指もドラえモンのように太くなり、ついには皮膚を突き破ってリンパ液が溢れだしてきました。Yシャツも固定ベルトもベトベトに汚れてしまい、気持ち悪くて仕方ありません。

この症状を緩和するには、リンパ液や血行の流れを良くするしかありません。しかし血流を良くする為の運動といっても、手のグーパー運動しか思い当たらず・・・。 という訳で、いつもの湯治場 山梨県の下部温泉へと向かいます。当然ながら医師から入浴の許可などはもらえないのですが、そこは自己責任で患部を動かさないように注意しながら温泉湯治を試みます。



下部温泉は、武田信玄公の隠し湯と呼ばれ、古くから兵士の怪我の治療に役立てられてきた温泉郷です。中でも下部ホテルは、スキーの撮影で足を骨折した石原裕次郎も滞在・湯治していた事でも有名な宿。この下部温泉での湯治のスタイルは、ぬるい冷泉に20分ほど浸かり、次に熱い高温泉へと5分浸かり、そしてまたぬるいお湯に20分入るというセットを繰り返すこと。これにより体内の血行が促進され、治癒が早まるメカニズムのようです。この下部温泉による湯治効果は(個人的には)抜群で、あんなにパンパンに膨らんでいたリンパのむくみも解消しました。

傷も骨折も、治してくれるのは血流や免疫機能のおかげであると。どう血行を良くするかが早期治癒のポイントになるように感じています。

逆に、薬やサプリメントなどで外的に治癒を早める方法が少ない事にも気が付きます。例えば、骨折したからと言ってカルシウムを多く摂取すれば良いかというと、どうやらそうでも無いらしい。カルシウムのサプリを多く取り過ぎるあまり結石になる恐れがある事が分かったり、そもそも牛乳を飲んでも日本人の胃腸ではうまく吸収出来ないどころか、逆にカルシウムを体外に流出される要因になるという諸説もネットで散見できます。

少し話はそれますが、擦り傷などの浅い外傷をラップやキズパワーパッドで覆って治す“湿潤療法”についても、つい数年前までは非常識とされていた訳ですから、現代医療もまだまだ人間の体について分からない事が多いのでは無いかと実感します。

個人的な感想としては、骨折後しばらくしてからの温泉湯治はとても効果的で、温泉成分の差というよりも高温泉・冷泉への繰り返し、いわゆる“高温冷温交代浴”が血行を促進し、自身の免疫・回復力を高めてくれるものと思っています。

この“高温冷温交代浴”はスポーツ後における疲労回復にも効果的であると言われており、静岡ライダーの仲間内でも富士見ライド後の下部温泉はお気に入りのルーティーンとなっていますよ。


とまぁ、骨折でもしなければ、これほど体の免疫効果について考える事も無かったでしょうし、“高温冷温交代浴”の効果をここまで実感する事もありませんでした。

こんな体験ができるなんて、まさに怪我の功名。


おかげで骨も徐々に繋がり、約3ヶ月後には、再び富士見でリハビリDHを始められるまでに回復しました。



久々に乗る富士見のゴンドラは、とても気分が高揚しますね~。怪我で様々な方にご迷惑もお掛けしましたが、これからも更に技術を向上させて、再度怪我する事の無いように気をつけてMTBライフを楽しみたいと思います。


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それと、私の今回の転倒は運良く肩の骨折ですみましたが、転び方によっては頭を強打して、脳や首・頚椎に深刻なダメージを与える可能性は否定できません。

MTBのDHダウンヒルは、とても楽しく刺激的なスポーツですが、同時に転倒による怪我の危険を認識する必要があります。



富士見パノラマリゾートなど速度の出るゲレンデダウンヒルを楽しむ際には、プロテクターはもちろん、フルフェイスのヘルメットに加えて“ネックブレース”と呼ばれる頚椎の保護具をぜひぜひ使用してください。

また、里山トレイルであってもジャンプなどのセクションが作られた場所でしたら、そこでも迷わずフルフェイスヘルメット+ネックブレースを付けるべきです。

腕や足の骨折ならまだ笑っていられますが、首のダメージは本当に怖くて・・・。

ネックブレースの装着が広がるよう、ライダー同士でお互いに声掛けしたいですね。


という訳で、MTB DHは最高に楽しいから、これからも怪我に注意して末永くライドを続けます!

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